「私は幸福な人間である」と、いつも信じること
私は幸福な人間である。
今にしてそう思うのではなく、いつでもそう信じて生きてきた。こういう生き方はさほど難しくはない。苦労は誰にだってあるのだから、それを不幸だと思えば人類すべてが不幸なのである。つまり不幸という概念そのものをてんで視野に入れず、幸福はどんなにささやかなものでも有難く嚙みしめればよい。
どう考えてもいかんともしがたい不幸は、この世に二つしかない。ひとつは食えない苦労、もうひとつは生命の危機である。とりあえずその二つの心配さえなければ、気の持ちようで誰でも「私は幸福な人間です」と言うことができる。
日本経済新聞 2025年1月30日朝刊より
小中高生の自殺 最多527人
昨年暫定 進路など「学校原因」4割
2024年の小中高生の自殺者数が暫定値で527人となり、過去最多となった。新型コロナウイルスの流行下で増え、歯止めがかかっていない。
キンクロハジロが多くなった。@猿江恩賜公園