暖かいと思っていたら、やっぱり寒くて。
冷え込むと思っていたけど、時々陽が差して。
だけどやっぱり風が吹いたら、冷たくて。
凍えているようでいて、凪くれていて。
天気予報は見ないくせに、情報だけは手にしている。
あれこれ知っているけれど、うまく伝えられない。
好きじゃないのに、気になって。
気になるくせに、突き放して。
泣いてるくせに、笑っていたり。
冗談だけど、本気だったり。
思い出しながら、忘れてゆき、
忘れていたはずの世界で、結局生きている。
例えば、そんな物語です。
と言ったら、悦に入りすぎだろうか?
ぶれていることに、一切ぶれがない。そんな作品です。
劇団りゃんめんにゅーろん番外公演
ちょっとした夕暮れ 作・演出 南出謙吾
~夕暮れに似た2つの物語~
第一話 「小さい夕方」
仲良く食事をする女子高生と中年男性。違和感に満ちた二人だ。
間違いだらけの中年男性の、間違いながらも切実な想いは、届くのか。
第二話 「天気予報を見ない派」
十数年ぶりに再会したかつての恋人。長い年月は二人の間に静かに立ちはだかる。
だんだんぬるくなっていくコーヒーとともに甦る、今だけの、二人の懐かしい時間。
【日時】3月5日(火)18:30~/20:30 6日(水)19:30
【料金】2000円(1ドリンク込み)
【出演】宿南麻衣(遊気舎)×南出謙吾 肉戸恵美(劇団未来)×田中悟(ONE WAY TRIP)
【会場】雲州堂 http://www.iori-unshudo.com/
劇団りゃんめんにゅーろんHP http://www.ryanmen.com/