2008年2月21日(木曜日)
今日の新聞はどれも
「県カラ出張訴訟 原告側の逆転敗訴 」の
ニュース一色。
【福井新聞】
(webでは、昨日のニュースしか
アップされていない・・・
しかも日刊スポーツより短い記事・・・)
福井県職員のカラ出張をめぐり
市民オンブズマン福井のメンバーが栗田幸雄前知事に対し、
1997年度に不正支出した旅費約2億2000万円を
県に返還するよう求めた訴訟の差し戻し控訴審判決で
名古屋高裁金沢支部の渡辺修明裁判長は20日、
前知事に約1億980万円の返還を命じた
1審の福井地裁判決を取り消し、
「前知事に指揮監督義務違反はなかった」として、
原告側の逆転敗訴を言い渡した。
【朝日新聞】
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000000802210004
【毎日新聞】
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20080221ddlk18040721000c.html
【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080221/CK2008022102089102.html
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20080220-OYT8T00625.htm
県民の一人として、まことに腹立たしい!!
カラ出張が表面化したとき
「当然のこと(カラ出張は)。これがないと
仕事ができない・・・」ともらした県職員と
はげしく言い争った記憶がある。
原発、ごみ問題、福井空港に福井新港・・・
カラ出張のみならず、収賄や官官接待、入札談合問題など
疑わしき要素はやまほどある。
今回の判決でまた、県行政の不透明性がまし、
事なかれ主義が肥大するのではないかと懸念している。
さて、先月から中日新聞・日刊県民福井で始まった
【議会力 問われる地方政治】の特集。
2008年2月15日に掲載された敦賀市議会編をどうぞ。
【敦賀市 透明性が高い政調費】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/gikai/20080215.html
さわりだけ…全文はURLをクリックしてどうぞ
■課題
二〇〇七年四月の統一地方選から定数は二減り二六となった。
スリム化に向けてさらなる定数減を求める声もあるが、
議会内部には拒否反応が強い。
背景には、原発を抱える特殊事情だけでなく、
現状維持を求める一派と、
広い市民参加に向けた議員報酬減額を求める一派との間で
内部調整が進んでいないことがある。
人口七万人弱に対する適正数を探る動きには、
まだまだ紆余(うよ)曲折がありそうだ。
政務調査費には、県内で先駆けて領収書の原本提出を
義務付けるなど透明性が高い部分もある。
政策をめぐっては、理事者側との明確な対立軸はなく、
会派間にも政策的に目立った争点は見当たらない。
■構成
〇六年九月、単独過半数を保っていた保守系「市政会」が、
議長人事などをめぐって分裂。
六会派と無所属議員による群雄割拠の様相を呈している。
単独過半数会派の不在に加え、
一期生議員による新会派結成もあり、
激しい主導権争いが続いている。