はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

科学の発達がもたらしたものは・・・

2010-04-03 | ニュースから

2010年4月3日(土曜日)
午後7時のニュースを観ていたら、
女性のロボットが登場していた・・・
モデルとなった女性の表情そのままに微笑むロボット・・・
すごいなぁ~
「鉄腕アトム」の漫画で育ったわたしたちが
ロボットの実用化を目の当たりにしているのだ。
これまでの機械としてのロボットではなく
人間そっくりの表情まで浮かべて・・・

これからは介護用ロボットとしてさらに研究と開発が
進められていくのだという。
ひょっとしたら、わたしが介護を受けるころには
ヘルパー・ロボットさんが当たり前になっていたりして・・・

はるみさん、今日はヘルパー2号さんが担当しますよ
いややわ、堺雅人の3号さんにかえてよ
3号さんは忙しくて、無理ですよ
4号さんはキムタクなんですけど、4号さんにしますか
しゃあないなぁ、ほな4号さんにしてもらおうか
明日は、ちゃんと3号さん、予約しといてよ・・・
キムタクにオムツを交換してもらうのも悪かないねと
想像してしまいましたがな・・・

すごいけれど、なんだかちょっと淋しい気もする
ニュースだったなぁ・・・
横で、タミヨさんは、気色悪いしぜったい、いややわ!
と、叫んでおりました。

さて、今日の毎日新聞のもんじゅ:40年の軌跡は
日野行介さん。
そっかぁ、敦賀を離れてもう5年になるのか・・・
ゴミ処分場の問題で走り回っていたころでしたからね。

記事のなかにでてくる「もんじゅ設置許可無効判決」のときに
「勝訴」と書かれた紙を持ってテレビに映っていた
悟君も、すでに亡き人となってしまいました。
悟君はどんな想いで天国からもんじゅ再開のニュースを
ながめているのでしょうか・・・


http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100403ddlk18040555000c.html

もんじゅ:40年の軌跡 回顧/6 
日野行介・大阪本社社会部 /福井
 ◆02年4月~05年3月

◇もんじゅ設置許可無効判決 独善的な「専門家」たち
「設置許可を無効とする」。
裁判長の声が法廷に響くと、傍聴席から「よしっ」の声が上がり、
驚いた記者たちが一斉に外へと駆け出した。
慌てて転んでしまった記者もいた。
03年1月27日の名古屋高裁金沢支部判決は
国の安全審査をずさんと指摘し、
もんじゅの設置許可を無効と判断した。
原発訴訟で初の住民側勝訴判決だった。

当時のもんじゅは、核燃料サイクル開発機構
(現・日本原子力研究開発機構)が申請した改造工事が
国から許可され、県と敦賀市から
着工の地元了解を待つ状態だった。
その焦りもあったのだろうが、原子力関連の技術者たちは
反省するどころか、「あの裁判長は偏向している」、
「大事故なんて起きない」などと一斉に判決を攻撃し始めた。
反省などみじんもなく、私は「素人に何が分かる」という
独善的な潜在意識を感じた。

トラブルや隠ぺいが問題化するたびに専門家による
「第3者機関」が設置され、「説明責任を果たす」
と言っては大規模なイベントや広告で安全をPRしてきた。
だが「素人に教えてやる」という高慢な姿勢では
“儀式”に過ぎない。

どんな職業でも専門家としての自負や仕事への誇りは必要だ。
だが批判を真摯(しんし)に聞く耳を持たないようでは
肝心の技術も進歩しないのではないか。
私が敦賀を離れて5年、
彼らの潜在意識に変化があったのか気になる。

コメント
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