2011年2月4日(金曜日)
敦賀市の気温は、日中10度をこえたそうだ。
明るい空がひろがって、屋根に残る雪もずいぶんとかさが減った。
こんな日は、心までポカポカとあたたかくなってくる。
道路にうずたかく積み上げられていた雪も、次々と片付けれてゆき、
道幅もひろくなった。
終日、大型トラックとショベルカーがフル稼働で排雪作業に取り組んでいる。
不眠不休での除雪と排雪作業のおかげで、市内の道路はあらかた地面が
顔をだした。
市役所の電話は、除雪に対する苦情の電話がなりっぱなしだった。
担当の建設部への電話がまったくつながらず、ほかの部署にまで
かかってくるほどだったらしい。
さて敦賀市ではこのほど、高齢者の住宅の除雪支援をはじめた。
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=26184&storytopic=2
高齢者宅前に壁、市職員雪かき 敦賀・葉原区
福井県敦賀市は4日、高齢者宅の除雪支援を始めた。
市職員4人が市内山間部の葉原区の2軒で、
玄関からの通路を確保するためスコップを動かした。
同区は人口160人で、そのうち高齢者は53人と高齢化率は33・3%。
市地域福祉課の橋詰裕係長ら4人が出動した。
柿本やゑ子さん(78)宅では、今もなお約1メートル60センチの雪が
うずたかく玄関前をふさいでいた。
先月31日は全く外に出ることはできず、
一日で1メートル近く降り積もったという。
柿本さんは
「食料はあったが、ストーブの灯油が心配だった」と振り返った。
緊急時の通路を確保するため、橋詰係長らは手際よくスコップなどで
雪を取り除き、用水路に捨てていった。
除雪作業を見守った柿本さんは「一人で少し除雪したがもう手が痛い。
一人暮らしなので、除雪してもらえるのは感謝です」と話していた。
これに先立ち、市役所で行われた出発式で塚本勝典副市長は
「細かいところに気を配り、お年寄りが本当に望んでいることを
やってほしい」と激励した。
午後からは、敦賀市社協職員やボランティアも加わり作業を行った。
除雪支援は希望があれば、3月31日まで受け付ける。(福井新聞)
こちらはその支援についての市のサイトです。
http://www.city.tsuruga.lg.jp/sypher/www/info/detail.jsp?id=7566
もうひとつのニュースは9日開催の議会基本条例案の説明会について
こちらは読売新聞である。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110203-OYT8T00983.htm
県内自治体で初議会委原則公開 敦賀・条例案に盛り込み
敦賀市議会は3日、3月定例議会で制定を目指す議会基本条例案に、
委員会の原則公開を盛り込む方針を明らかにした。
議案の可決などをする本会議の公開は一般的だが、
委員会も認めるのは県内の自治体で初という。
9日午後7時から、同市東洋町の多目的施設「プラザ萬象(ばんしょう)」で、
条例案の市民向け説明会を開く。
県や市町の議会は、実質的な議案審議を委員会に委ねるケースが多く、
議決過程のわかりにくさを指摘する声もある。
敦賀市議会はこれまで、委員会の傍聴には
委員長の許可を得るなどの手続きが必要だった。
条例案は全16条で、市民を交えた政策討論会を開くことも
可能にするという。
宮崎則夫議長は
「市民にわかりやすく開かれた議会を目指したい」と話している。
市のホームページ(http://www.ton21.ne.jp)を
通じて公開しており、9日まで意見を受け付ける。
市民の意見を踏まえて原案を作り、3月議会最終日の
3月15日に提案、可決する予定。
議会のあり方を明文化した議会基本条例は、全国で制定が相次いでおり、
県内では越前市に続いて2例目の見通し。
説明会は参加無料で事前申し込みも不要。
問い合わせは市議会事務局(0770・22・8157)。
(2011年2月4日 読売新聞)