すでにニュースにもなりましたが、
申立人9人は、名古屋高裁金沢支部への抗告を取り下げました。
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3月9日の大津地裁の決定を受けて
大飯・高浜仮処分申立人代表 今大地晴美
3・11を直前にした9日、わたしたちは驚きと感動のニュースを目の当たりにしました。
滋賀県の住民29人が申し立てていた高浜3・4号機の仮処分差止請求が認められたというニュースです。
現在、運転中の3号機をも停止に追い込んだ画期的な決定に、心から拍手を送ります。
昨年のクリスマス・イヴに受け取ることができなかった最高のプレゼントを、2カ月半の時を経て、再び手中に収めることができた喜びを、裁判で闘っている全国の仲間たちとともに分かち合いたいと思います。
大飯・高浜仮処分の9人の申立人は、大津地裁の決定を受けて、合議した結果、名古屋高裁金沢支部に申し立てていました抗告を取り下げることにいたしました。
高浜3・4号機が運転を停止し、運転差止の仮処分を求める必要性がなくなったからです。
大津地裁の決定は、わたしたちに大いなる希望と脱原発運動に大きなパワーを与えてくれました。
大津地裁の決定を尊重し、わたしたちは、全国各地の脱原発裁判を闘う仲間たちを支援していくことを決意しています。
福島の原発事故を風化させることなく、被災し避難を余儀なくされた多くの方々に寄り添い、これからも脱原発の市民運動を続けていきます。
これまでわたしたちを支援してくださった全国のみなさまには、心から感謝いたしております。今度はわたしたちが少しでもみなさまのお力になれるよう、がんばっていきたいと思います。
しなやかに、したたかに、そして最後までしつこく、ともに闘っていきましょう。