今日は、東京地裁で「新・もんじゅ訴訟」の第1回口頭弁論があった。
仮処分の裁判は、民事だが、今日の裁判は行政訴訟だ。
原告の人数は105名。
全員もんじゅから250キロ圏内の住民だ。
被告は国。
原子力規制委員会は、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構に対し、内閣総理大臣が動力炉・核燃料開発事業団に対して昭和58年(1983年)5月27日付けでした、高速増殖炉「もんじゅ」に係る原子炉設置許可処分を取り消せ。(主体的請求)
内閣総理大臣が動力炉・核燃料開発事業団に対して昭和58年(1983年)5月27日付でした、高速増殖炉「もんじゅ」に係る原子炉設置許可処分は、無効であることを確認する。(予備的請求)
というのが請求の趣旨である。
原告団の共同代表である中嶌哲演さんと池島芙紀子さん、
弁護団の海渡雄一弁護士が意見陳述を行った。
http://www.datsugenpatsu.org/bengodan/
脱原発弁護団全国連絡会のホームページには
意見陳述等が掲載されているので、ぜひご覧ください。
ところで今回の裁判長は・・・
(男を見る目がないので本質はわからないけれど)
はじけるような笑顔を見せる人なのだ。
声も大きいし、聞き取りやすい。
好感度は高い方だ。
でも気を付けなくっちゃ・・・甘い言葉に危ない罠・・・
だったりするかもしれない。
それでもちょっぴり、期待してしまうんだなぁ・・・
午後からは、参議院議員会館で記者会見と報告集会が開かれた。
そのあと、中嶌さん、池島さんといっしょに
文科省で開催された
「もんじゅ」の在り方に関する検討会(第5回)を傍聴。
なんと・・・今日は地元の声を聴くとかで
西川知事と渕上市長も出席し「地元自治体からの意見」を
述べるんだという。
わたしも地元自治体の住民だし、
敦賀市の説明席に座っとこかな・・・
まっ、即座につまみ出されるだろうから、
おとなしく、傍聴席に座ることにした。
傍聴席だと、委員のみなさんの声も聞き取りにくいうえ
今朝は4時起床だったこともあって、時々フッと意識が遠のき
資料を何度も落としてしまった。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kaihatu/019/shiryo/1368802.htm
今日の資料等は文科省のホームページからどうぞ。
もんじゅをめぐる一連の出来事もきっとシナリオがあって、
そのシナリオ通りに事が運ばれて行くに違いない! というのを
実感してしまった今日の傍聴席である。