秋田県の鷹巣町は99年当時、日本で最先端を行く
福祉の町だった。
99年4月、ケアタウン鷹巣がオープン。
住民参加型のワーキンググループが中心になって
「ケアタウンたかのす」の計画が策定され
建設された施設は、全国から注目を集めた。
福祉でまちづくりは、平成の大合併で頓挫することになった。
現在、鷹巣町は合併で北秋田市になった。
ケアタウンたかのすがどのように、作られていったのか
ドキュメンタリーの映画を観たことがある。
そのなかで、目を引いたのは、
施設の部屋やトイレなどのモデルハウスを建て、
当事者である住民たちに使ってもらい
その意見の一つひとつを尊重し、取り入れたたことだ。
今、敦賀市では新庁舎の建設に向けての事業が
急ピッチで進められている。
各階に必ず設置するだろう多目的トイレには
ぜひともモデルトイレ個室を展示し、
当事者である
車いすのかたや、乳幼児を抱えた保護者のかたに
実際に使ってもらい、意見を反映させてもらいたい。
多目的トイレはできたけれど・・・使い勝手が悪くては
何の意味もなさない。
これこそが、市長かかげる「市民の声を聴く」実践版だ。