ずっと、いじめ問題に取り組んできたけれど
いじめは、なかなかなくならない。
敦賀市では、いじめをなくすために
教師用のワークブックまで作った。
なのに、粟野南小の事件がおきてしまった。
ときどき、ネットで配信される「いじめ探偵」の記事を
読んでいたら、書籍ができたと書いてあった。
著者はいじめ探偵・阿部泰尚さんである。
さっそく注文し、その本が今日、届いた。
わたしは、いじめの相談があるたび、
教育委員会に対し情報公開請求を繰り返してきたけれど、
個別の案件と個人情報保護法を盾に、非開示ばかり。
調査しようにも、教育委員会という巨大な組織と
時には、PTAにも立ち向かわなければならなかった。
子どもを守るべき学校や教育委員会が
いじめをなかったことにし、教師や組織を守ることに
全力でつき進んでいくのだと思い知った。
当事者が原告となって裁判をしたときには、
意見陳述も行ったけれど、
解決には至らず、そのご家族は敦賀を去った。
今も、そのことが悔やまれてならない。
しばらくは、この本を読むことに集中する。