ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

感じる曽野綾子さんのキツさ ②

2013-09-05 10:06:56 | 本を読んで
私が感じるキツさはやはり、その曽野さんの文章から、

(初めての愛)を感じられないからなのか・・と思った。

ニート・・フリーター云々を

そういった環境に強制的に連れて行き、体験させるべし・・

というような考えを持っているのは、それはそれでそうなんだろうから、

あー、そうですか、なのは勿論なんだけど、

私も非常に相対的な人間なんだもんだから、

感じるギクシャク感、ザワザワ感、の元をもっとはっきりさせたいと思う。

彼女はニートとかフリーターという個だけにその責を負わせている、

ように見える。

そうなった全体を観ようとしたら、もっと違う文章になるはずだし、

(そうでないから、曽野綾子さんなんだろうけど)

そして彼女はその個を放っておかない。

積極的に干渉している。

キリストだったらこういうふうに行動しない。

断言しちゃう。

一人一人のそのときそのときの意志や意思が在る、

そのことが眼中に無い、ように思われる。

それがどういうものかは他者には知れないけど、

それが在る、ということを無視しているか、

在ることに気付いていないように感じられる。

それか、ただの努力をしない怠け者と解釈しているのではないかと思われる。

そして努力をしないということを批判している、ように思われる。

努力や忍耐を良しとする見方が固く在るように見える。

以上、私の観察です。

曽野綾子さんが、だから良くないとかは一切ないよ。

ただ、そう在るんじゃないのかなと。