ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

80才の頃の義父

2013-09-14 09:10:05 | 日々の暮らし・思い出
昨夜、夕食の後、なんとなく3人がテーブルから離れないで居た。

義父が「ナンタラのきよちゃんはあんた知らんか~?」と

話しかけて来て、聞くとずっと義父より年上の人。

義父が子供の頃、きよちゃんの連れ合いが

何かの作業を手伝ってくれと義父に言って、一緒にそれをしたんだ、と、

実に楽しそうに話した。

急にその話をしたように私は感じたけれど、

義父の中では何かからつながってその時話したくなったのかと思った。

「今までの人生で、もし戻れるなら何才位のときに戻りたいですか?」

と聴きたくなって聴いてみた。

そうしたら、「80才頃かな~」と。

もっと若い頃を言うのかなと予想していた私はちょっとびっくりした。

義父にとって80才代というのは・・・

責任ある仕事から離れて、陸上で(それまでずっと遠洋漁業の仕事に従事してたから)

いかつい(ここらでは元気なことをそう言う)身体だったから、

なんでもやれることはやっていた、その頃がよかったなぁ・・・と。


97才でも平均よりずっと元気な義父だと思うけれど、

この義父が80才の頃なんて、びくりするほど元気だったのだろうと思う。

身体は元気で思うとおりに動くし、

やらなくちゃいけない、という仕事での義務感から解放され、

家のことは全部妻がやってくれるし、

いろんな頼まれる雑仕事や、地区の役員やら、

地域の行事参加やら、それまで出来なかったことを十分した、

というようなことを聴いた。

そして、そういうことを言った後、

「今が一番ええ」と一言。