ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

少年H

2013-09-06 13:54:51 | 日々の暮らし・思い出
昨日夫と義父との3人で「少年H」という映画を観て来た。

新聞の映画評を読んで、行きたいなと思っていた。

娘が中学生のとき妹尾河童のその小説を読んで、

「すごくよかった!」と言っていたっけ。

少年Hの父親が魅力的だった。

水谷豊がその役をやっている。

家がクリスチャンで教会に行ったりする家族なんだけど、

Hの母親がキリスト教の神だけが神だと突っ張ると、

父親はひとが信じている神を否定してはいけない、というようなことを言った。

他を否定すると自分が否定されるようになるよと。

今の時代はキリスト教徒ということでひどい目に遭うことになるかもしれない、

キリシタン弾圧があった時のように、キリストの絵を踏め、と言われたら、

踏むんだよとHや妻に話す。

神は心に在るもので、そんな形なんかじゃないから・・・

というようなことを言って。

水谷豊は表現力がある、と思った。


映画を観終わった義父は「よかった」と。

義父にとって人生初の映画館での映画鑑賞らしい。

子役の子供のことをたいしたもんだ、とも言っていた。

又、来ましょうねと話したら、「うん、現代物がいいなぁ」と言った。

この映画が現代物なのか、非現代ものなのか、

確認はとらなかった。

今度行く前には確認をとろうと思った。

イヤだ!

2013-09-06 13:11:56 | 実例体験観察
今日午前中、夫と畑に行った。

二人でネットハウスの改修作業をしてるとき、

夫が「Vさんはさっきこんなふうだったよ・・」と私に話しかけてきた。

用事があって夫がVさんに電話したところ、

Vさんは一方的に話しをして、夫の言うことをほとんど聞いてなかったよう。

それでもなんとか用件だけは済んで、その話を私にしたのだった。

夫はそれを淡々と言っていた。

何をどう思って私にその話をしたのかは聞かなかった。

「あの人いつもそうだよね~ いつでも自分が話したいだけで、

ひとの話を聞こうなんて頭はないみたいだもん」

・・とわたしは言っていた。


口にしてよかった、と後ですごく思った。

今までは、話したいだけ話して、人の言うことは全然聞かない、

その様子が可笑しくて可笑しくて笑っちゃってた。

いわば、放っておけた。

でも、最近、そういうVさんを可笑しいと思えなくなっていた。

そして、そう思ってるだけで口にしないでいたから、

それが自分の中に溜まっていたんだなと思った。

曽野綾子さんの文章にあった、(耐え忍ぶ)をやっていたのだった!

Vさんの言動を放っておけなくて、持っていた。

以前は放っておけたもんだから、

放っておけない今の自分はよくないんじゃないか、みたいなのが

生まれていたのだった!

だからそうしたVさんの言動を(耐え忍ぶ)状態に、なっていた。

ふ~ん、そういう状態だったのか・・なるほど・・と思った。


Vさんのそういうのはイヤだ!と自分の中で表明して、耐え忍ばないこと。

そうしないと、「Vさんはイヤな人」と自分の中でなってしまう。

耐え忍ぶから、そういう相手を恨むようになる。

耐え忍ぶから、二つの世界になってしまう。

あ~、口に出してよかったぁ!

口にしたことで自分の中が観えた。

Vさんにこれから私がそのことで何かを言うのか言わないのか、

今の私には何故だか、わからない。