ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

さかさま人間学

2013-09-12 16:43:35 | 新聞を読んで
今朝の毎日新聞、こうして時々養老先生の文章が載る。

「今日の見出しは「痛み」「身体を守る大切な信号」

痛みを感じるのは大切なこと。

痛みは痛む場所で何か具合のわるいことが起きていることを

知らせてくれる信号である」と。

身体と心は同じものなんだなぁと思う。

こころ的痛みは肉体的痛みと同じで、

意識の何処で何か具合のわるいことが起きていることを

知らせてくれる信号。

怒り、貪り、蔑み、小さな心の波立ちまで・・

快適に感じない気持ちはみんなこころ的痛み。

こころと身体を守る大事な信号。








認識。 実践。

2013-09-12 10:38:52 | ひとの幸福
(自他が在りのままで居ること)を受け入れられる自分になる。

それが目標だけれど、

自他の在りのままを否定してしまっている自分が現れることがある。

それを否定しちゃいけない。

そういう、否定してしまう自分も在りのままでいい。

そうは言っても、否定してしまう自分を否定してしまう自分が在る。

でもここで、そういう自分が在ると言語化出来ているということは、

そういう自分に気付いている、ということだ。

どんなことも「在る物・在ること」を在ると認識することから始まる。

書いてて又こんなこと書いてると思ったけど、

頭がいま、そうなってるんだからしょうがない。

でも書いてるばかりじゃだめだ。

そう実践できるようになるには実践という経験が要る。



「目覚めよ」という言葉

2013-09-12 09:58:29 | ひとの幸福
この前、聖書の「目覚めよ」という言葉を、

自覚せよ、ということだ、と書いた。前も書いたかもしれない。

書いてよかった、出してよかった。

違うんじゃないかというのが出てきたからだ。

いや、それとつながることだけど、

愛が在ることに気付けということ・・・なんじゃないか・・・?????


表現すること

2013-09-12 09:45:03 | ひとの幸福
人はみな愛が在る。愛される、愛する存在だ。

事実として愛されていても、

それを受ける側が「愛されている」と感じなければ、

(愛されている)にならない。

届けたい贈り物が相手にちゃんと届いたか確認しないといけない。

届いてなかったら、届くようにしなければならない。

そのために表現がある。

「死にゆく者からの言葉」

2013-09-12 09:26:13 | 本を読んで
いつも布団に入ると本を読んで、眠気が襲ってきたら、

灯りを消して寝ることにしている。

昨夜、この本を読んでいたら、眠気が来なかったので、

最後のページまで読んだ。途中で何度も泣けた。

この著者はクリスチャンなんだろうけど、

そういうことを全然特別なこととしてなくて、

自然な感じだった。

曽野綾子さんの文章を読んでいる時に感じるキツさのようなもの、

は、全然感じなかった。

愛が溢れ出ているという表現が正確なのかわからないけど、

そういうものを感じた。

東北の紫苑さんという老人ホームの後援会長をしている人のことが

よく出ていたけど、彼女の在りようにも心を打たれた。

死の床に居る相手の呼吸に自分の呼吸を合わせ、

相手の心と一つになる、その在りようも、

身内の人には曇ってしまうことも書かれてあって、

そういう自分に後で気が付いた、というのも載っていた。

あぁ、そうなんだなぁ~と深く頷いてしまった。


著者が或る死にゆく人の言葉を聞いているとき、

その人はひとに対しての悪口非難恨みを来る日も来る日も、

憎悪のこもった顔つきで話すばかりで、

著者は湧き起こって来る自分の感情を抑えるのが大変だった、とあった。

なので、その人のところへ出かけるときは足が重かったという。

そうだろうなぁと思った。それでも著者は出かけた。

そういう話を気持ちを抑えながら聞いていたある時、とうとう、

「なんでそんなふうに思うんですか?」と訊ねて居たという。

それがキッカケで、彼女は幼い頃からの自分を辿る心の旅に出たようだった。

聴いてくれる人が居るから、彼女はどんどん話し、

話して行くうちに、

自分の解釈だけで塗り固められた過去の現象を、

本当はそうじゃなかったのかもしれない・・・と思うようになる。

幼い頃からずっと、

「自分は愛されていない」というところから生きていたことに気付く。

頑張らなければ受け入れてもらえないという自分で、生きて来た。

だから、頑張って来た。

いっぱいいっぱい心の無理をした。

ひとを恨むように非難するように糾弾するようになってしまった。

スタートが間違っていた、と気付いた。

本当は愛されていたと気付いた。

どんどん自分を解放していった。

どんどん顔つきが変わっていった。

そして生まれ変わったようになって、亡くなった。


なんか、読んでいて、いろんな思いが込みあがってくる。

とりとめがないけど、今はこれで終わりにします。