ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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レスリング・・・から・・

2013-09-09 10:03:14 | ひとの幸福
今朝のニュースでオリンピックにレスリング競技が入ることになったと言っていた。

レスリングで金メダルを幾つも取っている吉田選手が

これでレスリングをやる子供たちに夢と希望を与えられる・・

というようなことを言っていた。

そうなんだろうな、と思った。

でもその考えで行くと、

取り入れられない競技のソフトボールをやる子供たちには

夢や希望がなくなる、ということになる。


昨日一昨日と「イヤだ」シリーズを書いたけど、

片方にとっていいことがもう片方にとってもいいことになる、

というのが本当のいいこと、なんじゃないかな・・・


自分の思いが在ることを無いことのようにしてしまうところの、

(耐え忍ぶ・我慢する)というよくないことは、

結果的に片方にとってもよくないことになる。

(片方にとって、そのときはよくないことも無いけれど)

無意識のうちに相手の為にと思って我慢してしまった自分の思いを

やはり無意識のうちの無いもののようにしたことで、

そうした隠された我慢は、やはり無意識のうちに相手を恨む作用を起こす。

恨むなんていうと大げさに感じるなら、表現を換えると、

相手を疎んじるようになる。

どんなこともそうかと思う。

この世の不幸はそれぞれの自分が自分の思いを尊重しないことから始まる。

それも無意識的だから、解決に至らない。

自分の思いを尊重してないことに自覚がないから。

だから、解決に至る行為にならない。

在るがままでいいのに、その在るがままを否定してしまうことで起こる。

今回の自分の経験でもその通りのことが起こっていた。

どんなときでもそのとき、イヤだ、と感じたなら、

そのときの自分にとってイヤなんだ。

それはいいも悪いもない。そうなんだから。

「イヤなの!」それでいい。

「イヤなの!」に対して、「あら、そうなの」ばかりだったら、

私たちはこんなふうなことにはならなかった。

「そんなことじゃいけません!」をずっとされて来た私たちの宿命かもしれない。

でも宿命は変わる。変わって行くものだ。

脱線か・・・・えーっと、

片方にとっていいことがもう片方にとってもいいことになる、

というのが本当のいいこと。

そうである。これが本当のいいこと。

だからそれぞれの自分は自分の完全幸福だけを求めていればいい。

ひとのことはそのひとがする。余計なことはするな。

これ全部自分にも言ってる。

この完全幸福とはなんぞやということになるけど、

自分さえよければいいという奴じゃない奴。

ううん・・・これも自分さえよければいいなんて思ってるつもりはない、

やっぱり無意識的なもんなんだね~

吉田選手だって、ソフトボールをする子供たち

(みんなオリンピックを目標にしてるわけじゃないと思うけども)のことを、

どうでもいい、なんて思ってるわけじゃないからね。きっと。

レスリングをする子供がいいなら、他はどうでもいい、って思ってるわけじゃない。


いやいや、書いてて思った。こうなんじゃないか・・・

そう吉田選手が言ったら、ソフトボールをやってる子供たちが、

我慢せず、僕たちの夢や希望はどうでもいいと言うんですか?と聴いてみる。

そういった、例えば、傷ついたとしたら、傷ついた側が

「傷ついた」と表明することが、

言った側の自分の無意識的にした行為には、

それが在ったと気がつくようになるキッカケに・・・なり得る。

誰もが自分の意識に自覚的になること、

それがみんなが幸福になる行程なのかと思う。

それもみんなで幸福になれる、なりたい、という欲があればの話だけど。


みんな犯人は(無意識的になっていること)だ。

こういうとき、自覚・納得して・・云々の山岸さんの言葉がいつも浮かんで来る。

顕在意識で、このことは我慢しようと思って、

自覚納得の上、本当に1ミリの無理も無く、

我慢したくて我慢するならそれはストレスにはならないはずだし。


キリスト教で「目覚めよ」とか「叩け、さらば開かれん」とか、あるけど、

目覚めよ、ってそれぞれの自分が自分の意識を自覚しなさいってことだ。

何もクリスチャンになれって言ってるんじゃない。

わたしたちは目を瞑って歩いている夢遊病者みたいだ。

それでも行きたい所がはっきりとあればまだましで、

自分が何処へ向かっているのかもわからない。

だから何処を歩いているのかわからない。

目を瞑っているから暗い、見えない。

目を開けていても、薄目しか開けてないから、法律という行灯が要る。



コメント
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