ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

「巻き添的犠牲者にしては不可です。」

2013-11-02 13:46:46 | 本を読んで
昨日、なんとなくいろんなことを家事をしながら考えていたみたいな、その時、

タイトルに書いた文章が浮かんだ。

青い本の 『四 要約』にあるもの。

「・・・理想社会を造ることを喜びとして活動する人で・・・・

・・生命をそれにもっとも効果的に打ち込んで、

代償は理想社会実現以外何物もない自覚に立つものです。

但し、これは個人の自由意志によるもので、

家族や周囲の人でも共鳴しない者迄も、

巻き添的犠牲者にしては不可です。・・・」

この中の最後(・・・不可です)という奇妙な表現。

何年も前にこれを読んだときは、(不可です)を自分勝手に、

「してはいけない」みたいに読み取っていたな、と

昨日、この表現を思い出しているときに気が付いた。

不可です・・とは、可能ではない ということ、不可能ということなのか・・

私が以前に解釈してた、(してはいけない)は、

そのこと自体が可能であるという前提があるけど、

不可です は そういうことは出来ない、と言い切っている・・のではないか。

事実として在り得ない、ということなんじゃないか・・

巻き添え的犠牲者になることは在り得ない、と云っているんじゃないか。

この文章全体、彼の伝えたいことを察すると、

「家族や周囲の人でも共鳴しない者までも、

理想社会実現を共にする人になってしまう」・・ということを云っているんじゃないか。

青い本全体から観てもそんなふうにしか解釈できない。