ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

青い空と銀色の海 ②

2013-11-20 11:11:47 | 日々の暮らし・思い出
今日は夫と一緒に歩いた。

隣の集落の浜の一番奥まで一緒に歩いて、

そこから半島の山のてっぺんにある神社まで私は歩くつもりだったので、

夫にそこまで歩くから先に行っていて(家に)、と声かけた。

夫は少し膝の具合が悪いので長くは歩かない。

そう声かけてから私は歩き出した。少し高台に上ってから見たら、

夫はそこで背伸び運動をしていた。

何故だか、夫が歩き出してから私も歩こうと思った。

しばらく夫の後姿を見ていた。

夫が歩き出したのを後ろの高いところから見てるとき、

さっき言った(先に行ってて)という自分の言葉が帰ってきて、

(先に逝ってて、私はもう少し生きるから・・)

・・みたいな感じで思いを馳せる展開になってしまった。

へたくそな表現なんだけど。

神社に上がる階段を歩いて後ろを振り返ると、

木々の隙間から浜を歩く夫が小さく見えた。

そこで「ヤッホー!」と大きな声で叫んだ。

小さな黒い点のような夫の動きが止まって、上の方が揺れた。

手を振っているのかと思った。

もう一度大きな声で叫んだら、また上の方が揺れた。

しばらく見てると、そのうち黒い点は動き出した。

山のてっぺんまで行って、すぐに降り始め、

また下の浜が見えるところまで来て、

浜をずーっと見ても、黒い点はもう見えなかった。

その時の、見えない後姿を捜している気持ち、

それは寂しい、という気持ちに似ていた。


今頃はもう家の近くかもしれないと思った。

浜まで降りて、歩いていて、国道に出る少し前、

夫の姿が目に入った。

まだそこに居たのだった。居ないと思っていたからか、

なんだか凄く嬉しかった。

待っていてくれたのか聞いたら、いや、違う・・という返事だった。

その後で上に書いた、登っている時そんな気持ちがあったんだよ、と話したら、

半分くらいは待つ気持ちがあった・・とぼそぼそ言った。

ちょっと嬉しかった。




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青い空と銀色の海

2013-11-20 10:43:40 | 日々の暮らし・思い出
昨日は朝九時頃から歩きに出かけた。

歩きとスロージョギングと、ラジオ体操と、

他の体操ちょっととスキップとを道中で行なう。

バイパスが出来て車も通らなくなった海沿いの国道の歩道を

一人で独占。

家から急な坂道を上がってすぐに国道。下を見て歩いていて、

ぱっと向こうを見てみると、きらきら光る銀色の海と青い空が広がっている。

聴こえるのは潮騒と、山の木の葉っぱが風で擦れ合う音と、

アスファルトの道路に枯葉が落ちる時の音と、

鳶とカラスの鳴き声。

それ以外の音がしない。

銀色の海の眺望を見て、思わず叫ぶ。「最高!」って。

それでもこの感動を表しきれないのか、胸がどきどきしてきた。

涙が出てきた。

毎日のように見る景色なのにどうしたんだろう???

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