ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

防空識別圏

2013-11-29 14:31:09 | テレビを見て
中国が防空識別圏なるものを勝手に引いた?とかで、

それがニュースになっている。

そういう圏があったのかと私なんかは初めて聞く言葉だ。

勝手に引くなというようなことを中国に言ったところ、

「日本は44年前から防空識別圏を設定しており、

もし、撤回しろというなら、

日本側が自らの防空識別圏を先に撤回すべきで、

そうしたら、中国も44年後に撤回する」

・・というようなことを国防省の報道官が言ったという。

コレを聞いて思わず笑ってしまったけど、なるほどとも思ったよ。

いや、中国のいうことが正しいとかそういうことをいってるんじゃないよ。

今の防空識別圏なるものは1945年第二次大戦が終わったときに、

GHQが設定したものだとネットではあったけど、

44年前といえば1969年で、GHQの設定を変えて、

日本が勝手にその年に設定したのだろうか?

よくわからないからいい加減なことは言わないけど、

中国の報道官のこのコメントに反発するだけじゃ、

よからぬサイクルから抜け出せないかなと思った。

中国がそういうことを言いたくなったわけというものがある。

そのわけをああそうかなるほどと聴けなかったら、

いつまでもいたちごっこだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後継ぎ ②

2013-11-29 13:27:40 | ひとの幸福
伝統若狭塗り箸の作り方を後継するということもある。

そういう目に見える(形)を後々に残すということもある。

(形)ではないものを残すということもある。

若狭塗り箸を一心に作っているその姿に表れている(こころ)を残すこともある。

(かたち)ではない(こころ)は残すというより、残るものかと思う。

残そうとして残るのではなく、後の人に自然に残ってしまうもの。

よいものも悪いものも残る。

「その人は死んでも行為は残る理」というような言葉が青い本にあったけど、

例えば塗り箸を作っている最中、失敗したとする。

そこで腹を立ててその箸を折る。

失敗する度に腹を立てて折る、という行為を

子供が常に見ていたとしたら、“失敗したら腹を立てるもんだ”と、

その子供の潜在意識にプログラムされる。

失敗しても失敗しても、腹も立てず、一心にまた作るという、

行為を常に見ていたら、

失敗しても、ただ、又やるというようなプログラムが

子供の意識に刻まれるのではないかと思う。

最近は聞かないけど、何か子供がよからぬことをすると、

「親の顔が見たい」ということがちょっと前まで言われた。

この「親の顔が見たい」というのも一理在るかなと思う。

子供がそうなったのはなるべくしてそうなったわけで、

周囲の者がそういう行為を数多くしていたのではないか・・と、

推察されるから。


行為が変わらなかったら世界は変わらない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後継ぎ

2013-11-29 11:07:33 | テレビを見て
「おはようさん」というNHKの朝の連ドラをBSで見てるんだけど、

それの前に以前の連ドラの「ちりとてちん」というのを放映してる。

それも割りと見てて・・・

今朝のシーンで、主人公の祖父がこう言った。

・・・息子が若狭塗り箸の後継ぎをすると言ってくれたことが

こんなに嬉しいものだとは思わなかった。と。


私の今までの人生で「後継ぎ」なんてことが頭に浮かんだことがないもんで、

それがどういうことなのか考えたこともなかった。

自分がしている若狭塗り箸を作る仕事を

息子がやると言ったことが嬉しく感じるのは、

それまでの自分の人生を認めてもらえた、という嬉しさなのかと思った。

自分の人生が無駄じゃなかった、と思えるというような・・・

それがドラマでは息子は一度はそう思ったものの、

なんらかのわけで家を出てしまった。

そのことで息子を許せないと思ったようだ。

又息子がその仕事をやりたいと言ってきた時にも息子を許せなかった。

これはどういうことなのか・・

自分の人生を他者から認めてもらえたと思って喜び、

息子が後を継がないとなって、自分の人生を否定されたと苦しみ、

又息子が後を継ぐと言っても、それを拒絶するというのは

息子が自分の人生を振り回していると思うので、

もう振り回されたくないという気持ちがそういう行為をとらせるのかと思った。

他者が認めれば在り、認めなければ無い、というような、

そんな人生は嫌だという無意識のうちの思いがあるからこそだろうと思う。

他者の評価で自分の人生の価値を上げ下げしてる自分が許せない、

そういうことだろうと思った。

ひとを許せないというのは自分を許せないことなのだ。

あなたまかせの人生はとても不安定だ。

自分で自分の人生を認めていれば、

どう思われようと・・ひとがどう評価しようと・・・

後を継ごうと継がなかろうと・・

それに振り回されることは無いのだろうと思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする