月影おちて鈴虫鳴く

2007-09-26 21:07:57 | 折りに触れ思うこと

近頃話題の発泡性のお酒、戴いた。
舌にピリッときて、口当たりはワインの様だ。

images 駄目!いくらでも飲んでしまう。
           口直し?に純米酒「満つる月」を呑む。

満つる月・・・
そう言えば昨夜は中秋の名月。
ベランダに出て空を見上げたけど、
月影もなく、月の行方も追わず、
今日は見えないものと、さっさと諦め、
月より酒と決め込んだ。

今日の夕刊、
~ 十五夜、絶好の月見日和でした ~ と、
「幸福駅」のディーゼル車両を煌々と照らす月が載っていた。

見ようとしない者の目には映らなかった月。
でも今夜は、月が私を見ている。


しみじみと

2007-09-26 06:12:58 | 折りに触れ思うこと

人間ドックでひっかかり、
今月末にCTの再検査をする友人。
ドックでひっかかるのはよくある話しだ。
でも、それからというもの、
せっせと身辺を片づけだした。
生き生きと嬉しそうだ。

「何?もしかして癌だと決めつ
けてるの?」      
と聞くと、覚悟は出来ていると話す。
「良かったよ、癌保険に入ってるからさ、死亡保険5,000万だも、
 65歳過ぎたら三分の一だよ、よかったぁ~」
「それは良かったね、おめでとう!」
 でも未だ5年あるも今回はパスしても良いっしょ」 
「それもそうだね」
                           ・・・・・・ ある日の午後・・・・・・


そう言えば癌保険って65歳を境に保証が全然違ってくるのだ。
長生きする事は、人としての価値、命の値が、なくなってくると言う事。
なんか癪!

私は私で、常備してある入院用の荷物を取り出し、
洗い直して又詰めたり・・・
備えておく事、やらなければならない事に気を取られる日常。
時を同じくして何となく私達は、それぞれ思いに違いはあるけれど、
同じ方向を向いているようだ。



    ~恋はいつでも初舞台~  そんな歌があった。
    人生そのものがいつでも初舞台だ。
    リハーサルなしの本番。
    だからこそ、この人生を、一緒に歩いてくれる
    共演者がいたら、それは心強いことなんだろうなぁ~。