2007年の映画を先日テレビで観た。
家庭もあり愛人も居る男性が、余命半年と宣告された物語り。
良くできた妻、物わかりの良い愛人、何の葛藤もない不自然さ。
残される家族のために、
〝あと一千万ほど足りないんだ〟と兄を訪ねる。
〝分かった用意しておくよ〟
親の財産分与。
〝死ぬまで生きていたい〟と云う彼の希望通り、
海沿いのリゾートホテルのようなホスピスで、傍らに家族を置きながら短い余命を生きる。
見舞いに来た兄に、
〝骨を分けてやりたい人が居るんだ〟
〝女か? 分かった何とかしてみるよ〟
思い通りに
むしろ悠々自適にさえ見える。
さらっとした映画。
感動しなかった。
象の背中
象は死を察すると、死に場所を求め去っていくという。
この主人公は象のように余命を生きたのかな?