かたくり特派員です令和3年3月5日(金)晴れ気温が高く、雪がどんどん解けています。
週末の3月7日(日)は、産直あさひ・グーさんで毎回大人気の『やまのごっつおまつり』が開催されます
地元の食材をたっぷり使った、地域のお母さんたちの手作りお惣菜やデザートがどれも1皿100円バイキング!
時間は午前10時半~午後2時。今回はテイクアウトのみの対応です。自分だけのお弁当がつくれます
お問い合わせは0235-58-1455まで。
先日、産直あさひ・グーさんで開催された地域の伝統料理を学ぶ講習会に参加してきました!
朝日地域大鳥地区に伝わる『なた巻』というものです。山形県庄内地方で『笹巻』は馴染み深いですが、『なた巻』です。
(笹巻について詳しく知りたい方はこちら 農林水産省HP⇒https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sasamaki_yamagata.html)
なた巻は、餅粉に水を入れてこねた餡を、笹の葉で巻いたもの。大鳥地区では、桃の節句に笹巻、端午の節句になた巻を食べていたそうです。
また、なた巻は日持ちがし、温めなおす(茹でる)と柔らかさが戻るため、山仕事の際にも食べられていたとのこと。
ただ、最近ではあまり作られなくなっており、講師になる地域のお母さん方が以前作った時のことを思い出しながら打ち合わせを重ねてきてくれたそうです。
餅粉に水を入れてこねこねし、こぶしくらいの大きさにギュッと握ります。
餡を笹の葉で包み、スゲの葉で巻くのですが、この作業が難しい。手元がおぼつかず、力を入れすぎてスゲの葉をちぎってしまったり、笹の葉がはがれてきたり…
先生にマンツーマンで教えていただきました。先生の手つきはまるで職人さんのようでかっこよかったです!
巻いた完成品を見るとわかるのですが、鉈のような形をしているから『なた巻』なんです!
「なだみでなるよう、先の方シュッとさせでの(鉈みたいになるように、先の方をシュッとさせて)」と教えてくれましたが、それが難しいのです…
巻いたものを15分ほど茹で、水で粗熱をとって完成です。
きな粉でいただきました。笹の風味がとてもよく感じられて美味しかったです新潟の笹団子に近い食感でした(見た目も似ていますしね)
巻き方を忘れないうちに、また作りたいと思います!
この講習会に参加して、小さいころに祖母と笹巻づくりをしたことを思い出しました。一緒に巻いて、外で薪ストーブを使って茹でて。
毎年当たり前に自家製の笹巻を食べていたのにいつの間にか買って食べるようになっていますが、作り方をきちんと教わっておけばよかったと、教わることができなくなった今、思います。
伝わってきたものを自分がきちんと教わること、そして先の世代へ伝えることの大切さを改めて感じました。