抱きしめられて

足音も気配も なにも気にしないで 落ちてゆく 膝を抱えた闇の中 痛みや苦しみに怯え 行き場のない心は 来ない明日ばかりを望んでいた 踏ん張り続けなればならない日々に いつしか疲れて果てていた もういいんだよ 思いっきり抱きしめられ 耳元で名前を呼ばれ 髪を撫でられて 小さな子供のように 私は素直に あなたの腕の中で 味わったことのない 安心感に浸 . . . 本文を読む