岩田です。今日も暑かったですね。序々に夏の足音が聞こえて来ています。まだまだバテている場合ではありません。暑さに負けないようにガンばりましょう。
それにしても小学生の油彩、パワーが炸裂しています。こう見ていると相当な元気が貰える気がして来ます。今日は、私も頑張ってみんなの絵にコメントさせて頂きます。

左から 杏 1年 賢 2年 日菜 6年
杏 まさに夏!といった感じの元気な作品です。魚のブルー、水色と白のストライプ、ひまわりの色彩が強烈に目に飛び込んできます。そして良く描いたなーと思うのがそれぞれのものが布の上に置かれている接地面と影ですね。そこをよく見て、丁寧に描いているので全てのものの存在感がちゃんと出ています。背景などに使っている緑と木靴の赤の補色関係もしたたかに狙って使っているとしか思えません。
賢 モチーフから受ける怪しいイメージを画面の中にストレートに投影させています。この絵の最大の魅力は、まず画面の見やすさにあるのではないでしょうか。決して背景や台上のモチーフ以外の部分が主張せず、ちゃんとモチーフの真ん中あたりにスポットが当たっているのでこの絵を見た瞬間にそこに目が引き寄せられます。そして私的に更に魅かれるのは、布と背景の絶妙な色合わせの美しさです。
日菜 とても素直に対象を捉えています。そしてこの屈託の無い明るい色調が本当に美しい。日差しの照りつける青空の元で小鳥達が遊んでいるような清々しいイメージを受けると共に、暖かみに溢れた人柄を感じざるをえません。
ここまで対象を美しく表現できるのであれば、更に観察する事で一見無機質にも見えるじょうろや鳥かごなどにもハッとさせられるような美しい色合いを探し出すことが出来るでしょう。

左から 真彩 4年 次からの2枚はアクリル用キャンバスに水彩 こなみ 3年 結名 3年
真彩 画面の中に様々なモチーフが登場し、とても賑やかな印象を受けます。そして見えるものは全部描き切ってやろうという意気込みを感じます。特に私が目を魅かれたのが鳥かごです。細かい所まで描こうとしている上に、かごの中にちゃんと空間が生まれ、鳥がかごの中にいる様子がリアルに表現されています。台上にちりばめられた花の描き方が相反するような大胆さで表現されている所も魅力です。
こなみ ここからの2枚は、時間の関係でアクリルの下塗りの上に不透明水彩で描いていった作品ですが見た感じ、まず油絵の具に見劣りしないインパクトを感じるのが凄い所です。
そしてこのこなみの絵は、何と言っても最大の見せ場がちゃんと金魚鉢だという事を分かって描いている(あくまでも推測ですが)所が何とも大人ですね!この金魚鉢ごしの屈折して見えるストライプの布や背景の色の変化には、よけいなコメントはもはや不必要でしょう。ちなみに手前の木靴を見てもかなりの観察眼の持ち主だということが分かります。
結名 画面中央に位置するじょうろ、奥に見える鉢植えの幹の表現とても面白いですね。オリジナリティーに溢れています。太い黒の輪郭で描かれたこのじょうろは、もはやモチーフとしてセッティングしてあるそのじょうろ以上の重厚な存在感を醸し出しています。そこに塗られた絵具の表現も魅力的です。鉢植えの植物もはっきりとした自己主張が見てとれます。とても不透明水彩とは思えません。
小学生の絵を見て行くと、本当に多種多様な表現に驚かされます。そして皆に共通して言えるのはどの作品もエネルギッシュであり、一つ一つが生命力の塊なんだとつくづく感じてしまいました!
それにしても小学生の油彩、パワーが炸裂しています。こう見ていると相当な元気が貰える気がして来ます。今日は、私も頑張ってみんなの絵にコメントさせて頂きます。

左から 杏 1年 賢 2年 日菜 6年
杏 まさに夏!といった感じの元気な作品です。魚のブルー、水色と白のストライプ、ひまわりの色彩が強烈に目に飛び込んできます。そして良く描いたなーと思うのがそれぞれのものが布の上に置かれている接地面と影ですね。そこをよく見て、丁寧に描いているので全てのものの存在感がちゃんと出ています。背景などに使っている緑と木靴の赤の補色関係もしたたかに狙って使っているとしか思えません。
賢 モチーフから受ける怪しいイメージを画面の中にストレートに投影させています。この絵の最大の魅力は、まず画面の見やすさにあるのではないでしょうか。決して背景や台上のモチーフ以外の部分が主張せず、ちゃんとモチーフの真ん中あたりにスポットが当たっているのでこの絵を見た瞬間にそこに目が引き寄せられます。そして私的に更に魅かれるのは、布と背景の絶妙な色合わせの美しさです。
日菜 とても素直に対象を捉えています。そしてこの屈託の無い明るい色調が本当に美しい。日差しの照りつける青空の元で小鳥達が遊んでいるような清々しいイメージを受けると共に、暖かみに溢れた人柄を感じざるをえません。
ここまで対象を美しく表現できるのであれば、更に観察する事で一見無機質にも見えるじょうろや鳥かごなどにもハッとさせられるような美しい色合いを探し出すことが出来るでしょう。

左から 真彩 4年 次からの2枚はアクリル用キャンバスに水彩 こなみ 3年 結名 3年
真彩 画面の中に様々なモチーフが登場し、とても賑やかな印象を受けます。そして見えるものは全部描き切ってやろうという意気込みを感じます。特に私が目を魅かれたのが鳥かごです。細かい所まで描こうとしている上に、かごの中にちゃんと空間が生まれ、鳥がかごの中にいる様子がリアルに表現されています。台上にちりばめられた花の描き方が相反するような大胆さで表現されている所も魅力です。
こなみ ここからの2枚は、時間の関係でアクリルの下塗りの上に不透明水彩で描いていった作品ですが見た感じ、まず油絵の具に見劣りしないインパクトを感じるのが凄い所です。
そしてこのこなみの絵は、何と言っても最大の見せ場がちゃんと金魚鉢だという事を分かって描いている(あくまでも推測ですが)所が何とも大人ですね!この金魚鉢ごしの屈折して見えるストライプの布や背景の色の変化には、よけいなコメントはもはや不必要でしょう。ちなみに手前の木靴を見てもかなりの観察眼の持ち主だということが分かります。
結名 画面中央に位置するじょうろ、奥に見える鉢植えの幹の表現とても面白いですね。オリジナリティーに溢れています。太い黒の輪郭で描かれたこのじょうろは、もはやモチーフとしてセッティングしてあるそのじょうろ以上の重厚な存在感を醸し出しています。そこに塗られた絵具の表現も魅力的です。鉢植えの植物もはっきりとした自己主張が見てとれます。とても不透明水彩とは思えません。
小学生の絵を見て行くと、本当に多種多様な表現に驚かされます。そして皆に共通して言えるのはどの作品もエネルギッシュであり、一つ一つが生命力の塊なんだとつくづく感じてしまいました!