オバラです。今回は水曜午前クラスの西山さんの作品をご紹介します。
西山さんは、「風景の中の現象や味わいを微妙な点まで悟ることが得意。また、それを具体的に表現する為にはどうすべきかの状況判断が出来る。そして水彩画で一番大事で一番難しい、何を描かないか(削り・減らし)を選択する感覚が優れている。」方だと思います。
透明水彩の良し悪しは、紙の白さを活かす(残す)ことができるかに掛かっています。白さを活かすと言っても、全く塗らないのではなく、薄く塗った絵具の層の下から透ける白を『光』として感じさせるように描くのが大切なのです。
しかし白さを大切にするあまり、全く手が入っていない塗り残しを作ってしまう人がいますが、それでは未完成に見えるのは当り前。水だけを含ませた筆で紙をひとなでするだけで、描いた行為=仕事がなされていることと同じになり、色を塗った場所と馴染んでくれます。
西山さんは上記の技法を上手に取り入れ、画面の白い部分を効果的に利かせることが得意です。しっかり描写したところと抜きの部分を響き合わせ、隙が美しい画面作りをしています。
余談ですが私は、モテる為には上手に隙を見せる必要があると思っています。(+意外性)それは性格でもファッションでも言えること。完璧な人に尊敬や畏れは抱いても、なかなか愛は芽生えません。
西山さん、良く忘れ物をなさいます。「また忘れちゃいましたっ!ごめんなさーい。後で取りに行きまぁす!」と屈託なくお電話をくれます。かなり年上の男性に失礼ですが「お茶目な人☆」と思ってしまいます。もしかして、それも隙を見せる作戦なのでしょうか!?
話しは変りますが、川崎の素晴らしさを伝えるため、西山さんはボランティアで『川崎の産業観光を支援する会』のナビゲーターをされていますので、写真ではなくスケッチで魅力を伝えようと、このように膨大な枚数の風景画をせっせと描き溜めています。
西山さんの魅力溢れる作品は展示会イベントに出品されます。皆様ぜひ足を運んで生で観て頂きたいと願います。
日時 3月3日(土)10:30~16:00
場所 幸区役所1階・ゆめ広場 〒212-8570 川崎市幸区戸手本町1丁目11番地1 JR南武線矢向駅から 徒歩約15分 JR南武線鹿島田駅から 徒歩約20分
電話 044-556-6609
以下 幸区役所HPより抜粋
幸区市民活動交流イベント『さいわいみんなの交流広場』は、さまざまな分野の市民活動団体がブースを出し、活動の実演・体験コーナー・パフォーマンスなど、個性豊かに活動をPRします。