今週の幼児クラスは休講でしたので、「花」をテーマに制作した先週の授業の様子をご紹介します。この作品を制作した頃は、ちょうどポカポカ陽気♬春らしいテーマにしてみました。授業前半では、本物の花を見ながらの観察画(写真:上段)です。4種類の花から、ユリとスズランにスポットをあてて描きました。後半は、一人一人が好きなお花をイメージして描く想像画(写真:中段・下段)です。
想像画を描く前には、どんな花が咲くかな?というイメージをもってもらう為の導入として、『はなを くんくん』という絵本を読みました。冬眠中の動物たちが次から次へと起きだして、みんな春を心待ちにしているというストーリーです。最初の冬眠のシーンはモノクロで描かれていて、「色がない絵本だね」とみんな不思議そうな感じだったのですが、ラストのページに描かれた春の到来を表現している唯一の彩色となる黄色の花を見た瞬間「わぁ~!」とう歓声が!読み進める間にも、動物たちと一緒に鼻をくんくんさせながら、春を待ち焦がれる気持ちで、目をつぶってイメージしてみました。みんなが感じたお花の匂いは、どんなお花かな?と想像のお花を描きました。
想像のお花ということは、一人一人が違うお花を描く事になるので、種の種類も違うはず。ということで、思い込めて種づくりから始めました。粘土を2色選んで、混色していきます。好きな色に混ざったところで、今度は種の形を考えていきます。真ん丸の種、細長い種、色々な形の種が出来ました。さぁ、この種からどんな芽が出て、成長していくかな?ジョーロで水をかけながら(かけるマネをしながら)、自分の身長を超える位どんどん成長させていきます。ぐんぐん、ぐんぐん!茎を伸ばしてクレヨンで描いていきます。葉っぱも花も一人一人が想像して描いたものなので、こんなにも自由度にバリエーションがあるかとビックリです!個々の葉や花の表現も素敵ですが、茎から生えている葉や花のレイアウトもリズミカルな配置であったり、思い思いの趣向が見えて楽しい作品群となりました!
今年度の幼児クラスは、こちらの授業で終わりです。来週は、野外授業として夢見ヶ﨑動物公園にスケッチ遠足に行きます。参加予定の生徒さんの半分以上が、初参加となるスケッチ遠足。参加される方は、集合時間が通常授業と異なります。お間違えの無いようにしてください。当日晴れますように・・・。(Eri Ito)