モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足と感謝な気持ち

2018-03-28 23:34:17 | 幼児・遠足

水曜日担当の滝口です。
 今日は、幼児クラスで夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足に行きました。桜満開で春日和、いや初夏並みの暖かさで、動物園も広場も人でいっぱいでした。細かいスケジュールやそれぞれのスケッチの内容は、後ほど伊藤先生の方からの報告でお願いして、僕の方は全体の感想としていきたいと思います。

 まずは、動物園での遠足スケッチって、結構動物次第でどんな感じで描けるかが決まってしまうので、座りっぱなしだったり、お尻向けて顔が見えなかったり、逆に動き回って落ち着いて描けなかったりというハプニングが多くて、段々描くよりも見てる方が長くなったりしてしまうことが多いのですが、なんと今回は素晴らしい結果が!!
 まるで、動物たちはミオスの専属モデルたちかと思わされるかのごとくに、みんなが描き始めると、近くに寄ってきてくれたり、見やすい位置でちゃんと止まっていてくれたりと、全く動物たちで苦労することがありませんでした。描いたのは、ヤギ、フラミンゴ、ペンギン、シマウマでしたが、みんなしっかりと描くことができて、教えて回る僕らもとっても楽な感じでした。最後のシマウマなんて、クレヨンとか準備している時には、お部屋の中に入ってしまったのに、描き始めようと思ったら、部屋から出てきて描いてるみんなの前に止まってくれていました。まずは、動物たちにありがとうと感謝したいです。

 次に、参加している幼児たち。動物園に来てしまったら、もう楽しくって楽しくって絵を描くどころじゃないくらいに飛び回ってしまうかと思いきや、みんな本当に絵を描くのが好きで、シートを敷いて描く準備ができたら、描き方を教わりながら、真剣に最後まで描ききっていました。顔から足先、尻尾、体の模様に至るまで、動物を見て何色か、どんな模様があるのかなども確認しながら、しっかりと表現していきます。描き終わってしまっても、まだ次何描いたらいいのかな?と、地面や水など背景も塗ったりで、本当に絵が好きじゃないとこんなに真剣にならないよな〜と感心しっぱなしでした。
 スケッチを終えて広場に移動して、お菓子タイムや工作したおもちゃを使って飛ばして遊ぶ時間でも、作った工作を使って楽しく遊んでいる姿を見ているだけでも、美術というきっかけというか物作りとそれを使って楽しむという教育がしっかりと培われていて、とっても素晴らしいと思いました。それは日頃のご家族の家庭教育によるものと思います。そんな美術を教えていける子供たちやご家族に感謝です。


 それとこういったイベント企画の授業は、ついつい時間にルーズになりがちで、遊びの方が多くなってしまって、絵画教室なのにただ遊びに行っただけになってしまいがちなのを、滞在する時間の中でどのくらい一つの場所で動物を描くのか、どのくらいの数の動物を描いて欲しいか、その後の広場に移動しても残りの時間で何をして過ごせるかなどをしっかりと事前に考えていて、無駄のなくかつ飽きさせない工夫をして授業づくりをさせれているアトリエ・ミオス伊藤先生には、とても勉強させてもらいました。僕も以前、専門学校で学生を連れて動物園のスケッチをして回りましたが、やはり広い動物園を決まりなく生徒に回させると、どうしても生徒の意欲の差が出て、ただ見て回るだけの人としっかりと描いて過ごせる人に分かれてしまいます。授業の内容は、やはりそれを組み立てる先生の力でもあるなと思います。このスケッチ遠足の組み立てをしてくださった伊藤先生には本当に感謝です。

 今回のスケッチ遠足で、僕のアトリエ・ミオスでの授業も最後になりましたが、とっても楽しく子供たちに触れ合うことができ、しかも美術を楽しんでいる子供たちを見られて、初心に帰ることが出来ました。これからは、僕も表現者としての世界も大事に続けていきながら、同時に若い世代に楽しさを伝えていく美術教育も残りの人生で大事にしていきたいと思っています。来週に最後のブログを書きますが、今回は全て感謝のブログとして、こういう機会をいっぱいくださったアトリエ・ミオスに感謝です。ありがとうございました。

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