鈴木M 油彩
岩田です。今回は、鈴木さんの油彩をご紹介します。描く作品でいつも印象的なのは海のある風景。いつも綺麗だなあと純粋に思います。
海で働く「昭和の男」を描いたり、葉山の夕日が照らすヨットハーバーを描いたりと色々な情景を描いています。
今回は、クロアチアの港町を描きました。イタリアのお隣、地中海に面した国です。
聞くところによると、ずっと内戦が続いていた国で、いまだに砲弾の跡があるとのこと。その中でも鈴木さんが描いたこの港は、整備され綺麗になっているようです。
見て分かるように赤い屋根がとても印象的です。この絵は海も描いているのだけど、どちらかというと町が主役。
屋根だけではなく、日差しが当たっている側と陰になっている側、描き分けている壁の色が凄く綺麗!縦長の家なんかも微妙に上下で色の変化を付けているんです。
途中は背景の森や、脇役の建物も丁寧に手を入れていたのですが、主役を引立たせる為にそれらを弱くするなどの工夫をし、演出をしました。
そして海をいつも描いているだけに、水や船の爽やかな印象を見ても良い絵を描くなあとつくづく思います。
脇役なのだけどそれらに愛情が溢れていて、船に塗られた白が実に清々しい。水の反射も良い。
鈴木さんならではの海のある風景、これからも沢山見せて下さい!期待していますよ。
作品を近づけたりしながら詳しく解説しています。
是非YouTubeもご覧ください!こちら