坂本 油彩
岩田です。本日は、坂本さんの油彩をご紹介します。
モチーフは、世界遺産にも選ばれているイギリスのウェストミンスター寺院。国内でも権威のある教会のようです。
こちらは描いていたのを一旦辞め、他の作品に移行した後あらためて再スタートしたので、かなり時間をかけて完成に至りました。
こう見ると表面に絵の具がたっぷり厚く塗られているのが分かります。
空は筆を中心に、建物は石の質感を出す為にナイフを使いながらその雰囲気を演出しています。構図も均整が取れていて、全体的にも良い感じです。
空にはライトブルーだけでなく、紫がかった色や黄色など様々な色を使っています。建物にもくすんだ黄色や茶色などを使い、深みのある色合いが印象的です。
そして何と言ってもこのバラ窓を見て下さい。
金属の枠の質感も面相を駆使して描かれています。見る角度もとても難しいのですが凄く自然ですね。
画像に写っていた左手の木を排除するなど構図的な工夫も見られます。建物の中の見せ場と脇役の関係も彩度や描き方を変えて演出しているのです。
トータルすると１年半くらいでしょうか。本当に良く頑張りました。
最近は風景を描くことが多い坂本さん。水彩なども使いながら、これから先どんな作品を描いくれるのか楽しみにです。
ユーチューブでは、画面に絵を近づけながら詳しく解説しています。是非ご覧ください！
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