モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

祝!藝大合格(ミオスの手柄ではありませんが)

2018-03-14 23:01:54 | 学生

織人 高3 / 油彩
東京藝術大学美術学部芸術学科 合格  

オバラです。私の研究所時代の師匠は藝大に3回落ちて多摩美の油画科に行っていた大学院生でしたが、その師匠がよく「俺がダメだった藝大に絶対俺の息の掛かった生徒を入れたい!それがいまだに見る悪夢から解放される唯一の方法、復讐だ!」と言っていました。自分も藝大に3回落ちて師匠の夢を叶えてあげられなかったので、密かに、しかし激しく共感してました。

アトリエを立ち上げてから、虎視眈々とそんな生徒と巡り合う事を待ち望みチャンスを狙っていましたが、とうとう昨日の合格発表で!
まぁ現実は私の教えた技術は試験に微塵も関係ありませんでした。芸術学科は学芸員や研究者になる為の学部なので、二次試験は小論文かデッサンを選ぶことができ、織人は最終的に小論文で受験したので。
皆様にあまり馴染のない学部だと思いますので、どのような試験内容か想像も付かないでしょう?織人から教わった今年のテストを公開。

センター試験は9割必須
藝大で受ける二次試験 英語は、15世紀に描かれ始めたヌードに関するもの
世界史は、三問好きなものを選んでそれぞれ300字+第一次産業革命がヨーロッパ社会、文化にもたらす意味を600字
二日目の小論文は、美術作品における金(ゴールド)がもたらす意味と機能について、実際の作品を1つ例に挙げて1200字
(この小論文の代わりに石膏デッサンを選択しても良い)

今年の藝大芸術学科の倍率は4倍。多摩美デザイン科などが10倍超ですので、それに比べるとかなり低いです。(私や岩田先生、南澤先生の時代は50~80倍。)
とは言っても、現役でこの問題はキツイです。小論文は仏像に関する問題などが多く、今年は予想範囲を超えていました。「運よく金を使用した作品がすぐに思い当たりました!」と嬉しそうに語る織人が、眩しくて雲の上の人に見えてしまいました。
本当におめでとう!私の夢を叶えてくれてありがとう!悪夢から解放してくれてありがとう!嬉しくて嬉しくて夢心地です!御礼にもらった饅頭は人生で一番美味しかった!ハ~!

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合格!中学生の受験戦争

2018-03-13 18:46:55 | 学生

中学3年生ー4人の構成デッサン / 鉛筆  

川崎市立川崎総合科学高等学校デザイン科に、見事4人全員が合格しました!今年はミオスから4人も私の後輩が生まれて嬉しいです!
ちなみに左下のマスクと杉の木の立方体は、受験で描いた合格再現作品です。4人全員に再現作品を描かせましたが、一番点数が高かった子の作品だけ載せてみました。85点だったそうです。2年前から受験の点数が公表されるようになりましたが、私が受験した時代(6年前)はその制度はなかったので、自分の点数が凄く気になります。
こちらの高校、なんと90分でこの構成デッサン(一人ずつモチーフをもらい、自分で置き方・構図を決め描く)を仕上げなければなりません。可哀想ですが厳しく指導しなければ、ここまでの集中力と完成度にはならなかったでしょう。ラストスパートは小原大魔王先生に「一度言われた事は1回で覚えろ!何度も同じこと言わせんな!」「やる気あんのか?」と、某レスリングコーチの指導の如く怒られていました。(100%事実です)私が受験した時代とは入試形態が随分と変わっていますが(前期試験、後期試験と受験チャンスが二回ありました)、デッサンの実技試験は変わらず実施されています。それだけ重視されているのですから、アトリエでもビシバシ指導しています。

私も川崎総合受験の時はアトリエに通い、彼女達と同じように試験対策をしていました。毎年、受験対策用のモチーフを前に机に向かうアトリエの受験生の背中を見るたび、その時の記憶がぼんやりと思い出されます。なので、自分がどんな事に苦戦していたかを思い出しながら彼女達に指導していました。全員揃って合格する事が出来、本当に良かったです!

左の靴のデッサンは女子美術大学付属高等学校に合格した中学生の作品。(右は中学生達の受験が終わって合格発表までの間に、息抜きの遊びで描かせた、リアル絵具。左が本物で右がアクリル画です。)私は現在女子美の大学生なので、こちらの学生も私の後輩と言えるでしょう。まだまだデッサンにも詰めが甘い部分もありますが、合格を掴み取った環境でこれからどんどん技術を磨いていって欲しいと思います。

毎年ミオスで後輩が生まれていくのを嬉しく思います。アトリエでは学校の課題の相談も受け付けているからね!(私以外の先輩もいるし!)みんな受験お疲れ様でした!   大竹

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続・合格おめでとう!

2018-03-12 21:23:35 | 学生


井出村実希 / 北野一平 / 西川あみか / 山口依莉  いずれも高3

どうも幸介です!今年は小学校低学年(中には幼稚園児)から教えていた生徒達が美大受験したとあって、ここ数か月は気が気でない毎日を送っておりました。本日載せた作品の高校3年生達は、高2の秋~冬にミオスを卒業して受験予備校でバリバリと切磋琢磨していたようですが、受験中もたまーにミオスに顔を出して近況報告などもしてくれていました。その彼らが、漏れることなく難関に合格!!しかも現役合格!みんな複数の大学・学科を併願して受験していたようなので、だれがどの学科等は割愛させていただきますが、以下が彼らの合格した学科です!!

多摩美術大学:グラフィックデザイン学科
       プロダクトデザイン学科
       情報デザイン学科
       統合デザイン学科
武蔵野美術大学:視覚伝達デザイン学科
        工芸工業デザイン学科
東京造形大学:デザイン学科

…以上です。優秀!!本日載せた彼らの作品からも、しっかりと悩んで枚数を重ねて、実力を伸ばしていったんだなというのが伝わってきます。ミオスに入ったことがきっかけかどうかは分かりませんが、小さい時から美術に触れ、そこから美大受験を目指し、将来的にはクリエイターになるであろう彼ら。美大進学はゴールではなく、今後さらに制作することやデザインとコミュニケーションについて突き詰めていかなければなりません。彼らの仕事が世に出るのはまだ先ですが、その時が来るのを楽しみに待ちたいと思います!今後のさらなる成長を期待しています!

↓オマケ。合格祝賀会にて美大合格組+講師。改めておめでとう!

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合格おめでとう!

2018-03-10 10:16:50 | 学生

左 龍之介 高3 『自画像』  / 右2枚 永遠 高3 『牛骨』『果物』
 <東京工芸大学芸術学部合格>

ミオスは徹底した実力主義であり、我らが大ボス小原大魔王先生は「しっかりと腕に技術を付けなければ美術で飯など到底食えぬわ!出直せ!喜んで血反吐を吐き地べたを這いずり回りながら腱鞘炎になるまで描き続ける!それが好きな事で食っていくということだ!生半可な奴は今ここで殺す!!」とテキーラ片手にバキバキと指導をしていくので(3割くらい事実です)、AO入試や指定校推薦で美大に受かった生徒たちはビクビクしながら報告に来るのです。

報告された時にはにっこりおめでとうですが、その後の授業は再びビシバシモードに切り替わります。
「画力で戦う受験戦争に揉まれてないだと?よろしい!ならば私の試練に耐えるが良い!」と、ミオスで揉みまくって技術を付けさせます。
そしてこの2人は、その厳しい試練に耐え抜いた2人です。
左の自画像の龍之介は、元々イラストを描くのがとても好きな生徒で、初回の授業から10枚近く模写したイラストを持ち込んできてはアドバイスを求めた上で次の課題を聞いてきたりと、好きなことへの情熱を感じ、こちらも嬉しい気持ちで指導していました。石膏像や自画像を描く際に、今までデフォルメされたイラストを模写して描くのに慣れていたが故に悪戦苦闘しており、何度も修正・挑戦し、手癖で描きがちな所も枚数を重ねて根気強く矯正に努め、ミオスへ入ったばかりの頃とは比べものにならない程腕を上げました。
右のデッサンの永遠は、物事の捉え方に苦労し自分と戦っていました。彼女は控えめすぎていたり人見知りだったり自分に自信が持てなかったりして、勝負のリングに立てずにいました。なんの技術でも己と向き合い自分との戦いの末に得る物ですが、リングに立てない、立つ意思がなければ何も得られはしないのです。講師は何度も対話を繰り返し、本当に何枚も何枚も絵を描かせ、様々な指導法を試し、彼女と共に成長してきました。
最初に目立った逃げの線の多さや、思いっきり明暗を付けられない癖も改善し、恥じずに練習しまくる強い心を得られたのは、挫けずに描き続けた彼女の頑張りの成果です。
2人ともここで得た技術を活かし、好きなものを好きなように描く楽しみや情熱を忘れずに夢へ向かって頑張ってね!   菅原
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合格、卒業

2018-03-09 11:13:05 | 学生

優花 高3 油彩・鉛筆デッサン  東京造形大学美術学科絵画専攻領域 合格

オバラです。信じられない事に、高校三年生の10月に「東京造形大学を受験したい」とミオスへ入会しました。「今から始めたって現役では間に合う訳ない。なんでもっと早く予備校か研究所に行かなかったの?」と聞くと、「実は以前から東京の小さな研究所に通っていたんですが、先生が全員デザイン科出身で油絵が伸び悩み、こんな直前に怖かったけど退会しました。でも人数の多い大手の予備校では私みたいな中途半端な学生は全く相手にされず、流れ着いたのがミオスです。」とのこと。悩んだ末に未知の場所へ飛び出した行動は、20年前ベストセラーになった『チーズはどこへ消えた?』という「状況の変化にいかに迅速に対応すべきかを説いた」絵本式ビジネス書を彷彿とさせました。

そんな決断力のある彼女でしたので(油絵は泥臭いままですし、デッサン力もまだまだですが)、一度覚えたことは忘れず応用し、沢山のテクニックを磨き、短時間でメキメキ腕を上げました。最も素晴らしかったのは、教わっていない技法も必要だと判断すれば果敢に一人で試し、突っ走って行く勇気を持っていたこと。失敗してから「こういう風にしたかったんですが、上手くいきませんでした。」と助言を求めてくるので、修復する方法を知る事になり、ますます恐れ知らずな人間になりました。また油絵は塗り重ねが大事な画材ですので、早く結果を求め薄っぺらな絵にせず、あがいてあがいた積み重ねの重みや説得力を武器にすることができました。私は『失敗は成功の元』という言葉は油絵の為にあると思っていますが、優花は下積み(下塗り)の大切さ、失敗をプラスに活かす方法を、一人で学んだと言っても過言ではありません。そんな姿勢は忘れかけていた大切なものを私に思い出させてくれます。上手く行かない事を他人(先生)や状況のせいにせず、結果をきっちり責任取り、必ず次に繋げようと努力する前向きさ。人として尊敬していました。

美大受験は絵が上手くなることが全てではありません。『努力しても上手く行かない時に、モチベーションが下がらないように自己をコントロールしながら、失敗を成功に変える方法を模索する』人生に必要不可欠な力を培う大切な時間です。優花はそれを十分学んでくれたように思います。
付き合った時間が短か過ぎて、あれも教えたかった、これもまだ教えてない、と少々の悔しさもありますが、たくましくなった彼女にもう私は不要でしょう。これからの成長が楽しみでなりません。

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浮遊空間で・・・

2018-03-08 21:33:48 | 幼児

今週の幼児クラスの制作は、宇宙がテーマでした。大きな画用紙にお絵描きするのは、久しぶりでしたので、たっぷりと時間をかけて制作しました。

まず導入として、「いってかえって星から星へ」という絵本を読んで、宇宙の乗り物・惑星などをお話や絵からイメージしてみることにしました。この絵本は、宇宙の星の輝きや土星・地球の美しさなど、壮大な様子が見事に描かれていて、読みながら宇宙を旅している気分になれます。そしてびっくりなことに、この絵本の仕掛けがすごいです!!遠い銀河の奥から飛んできた宇宙船が地球にやってきて、また銀河に戻っていくストーリーなのですが、最後のページで本をくるっとひっくり返すと、【星へ行くお話】が終わって【星に帰るお話】が始まります。行きも帰りも同じ絵なのに、新たな文章を読んでも、上下逆になった絵がストーリーにしっくり合ってるので、びっくりです。

さてイメージができたところで、お絵描きです。宇宙飛行士は、宇宙空間で安全に活動するために、ヘルメットをかぶり、グローブをつけ、背中やあらゆるところに様々な装置をつけているので、普段描いている人物画の描き方手順とはかなり違ってきます。さらに、宇宙空間で船外作業しているシーンを描くということで、浮遊しているポーズを考えながら描きました。全員の作品を見ると、宇宙飛行士一人一人の目線やポーズが色々で、見ていて楽しくなってきますよね!

スペースシャトルと惑星を描いた後、全ての絵を輪郭線に沿って切り取りました。切り取ったものを宇宙の画面(黒画用紙)にコラージュすることで、とてもダイナミックな構図になりました。コラージュの仕方を工夫することで、壮大な宇宙空間が感じ取れる遠近感やスケールの大きさが表現できたかと思います。3歳~6歳のこども達が描いた作品、力作ぞろいです!!(Eri Ito)

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素晴らしい作品なので、ちょっと難しそうに考えてみました。

2018-03-07 20:25:41 | 大人 デッサン

松岡 鉛筆

 

松岡 水墨画

水曜日担当の滝口です。
 今回は、水曜午前クラスの松岡さんの鉛筆画、水彩画の紹介と共に、僕自身色々と考えて書いてみたいと思います。

 松岡さんは僕がミオスに来てから、もう既に描いていくスタンスやスタイルなども確立されていて、正直何かを具体的に技術などを教えた記憶がありません。ここに掲載されている「崖と海」や「海の渦」の作品に関しても、このブログだと小さく見えてしまいますが、それなりの大きさ(F10号、12号程度)はあるでしょうか、鉛筆画は1ヶ月以上毎回描いているかと思います。厳密に構図を練り、色合いや描きどころも吟味を繰り返し、最初は鉛筆画で終わるのかと思っていましたが、それらはあくまで水墨画で描くための下図であるとおしゃっていました。でも、なかなか水墨画に移って行かれなかったので、水墨画に移ったらまた大変なんだろうなと思っていたら、それは全くの思い違いでした。

 鉛筆画を終え、翌週来てみるとなんと水墨画が一気に完成されていた作品を持って来て、どうでしょうかと見せてくださいました。これには本当に驚きました。水墨画の持っている技術は並外れていて、深みがあり、到底僕には描くことができません。鉛筆画で何度も何度も吟味されているが故の表現の的確さで、ここまでしっかりとスタイルが確立されているとは、本当に驚きました。しかも、この鉛筆画と水墨画の間に、もうワンクッション展開があり、水墨画を描く原寸大の大きさに鉛筆画をコピーしてから更に修正ペンなどで加筆・修正されていました。そのプロセス自体が美術作品で成り立つものだなと思いました。

 この松岡さんの作品の紹介で考えられることを、いくつか挙げてみたいと思います。
作品は、どうしても展示されたり完成された1点のみを見ることが多いかと思いますが、実はこの完成に至るまでのプロセスもしっかりと提示することも、また作品として成り立つということです。
⑴きっかけとなった写真(小さなL判などだといいですね)や切り抜きなど  
⑵下図やアイデアスケッチなど
⑶途中で制作された、実験などで使用したものたち(松岡さんのだとコピーして貼り合わせた紙でしょうか)
⑷制作で使用した道具たち(筆や鉛筆など)
⑸完成作品
これらが実際の展示などでもあると、鑑賞者の視点も変わるかもしれません。美術館で巨匠の展示ではありますよね。
どこまでを見せるのかということは考える一つのきっかけですが、僕は色々な価値観があっていいと思うので、あまり人がしないことっていうのもやってみるのもいいですよね。

 もう一つ考えたのは、教える/教わるという立場です。僕は、正直松岡さんに色々と教わりました。大人な話だと、やはりお金を払っている/もらっている立場もあると、何も指導しないで自分が教わってるって?!となりますが、僕は美術教育は、お互いの相互関係で成長していくものと思っています。僕も美術を本格的に勉強や経験をし始めてかれこれ20年以上経っています。今でも、美術史を再度学び直し勉強に励んでおります。でも、やはりこの膨大な美術の世界では、全てを完全に習得していくことは不可能です。価値観の違いもあるし、それぞれの専門性もあります。その中で、ミオスでの体験や学校での教える/教わるという立場は、『気づき』の場でもあります。知識や技能の伝授だけでなく、制作されていく皆さんの姿や作品を通して、僕も何かを気づき、それを伝えていく。または、きっかけを与えていく。松岡さんの作品を通じて、上記に書いたような提案をしてみる。そんなことも、美術教育の中では大事なんではないかなと思ったりしています。

 ちょっと今回は長くなってしまいましたが、松岡さんの作品を見て、僕なりに考えてみたことを書いてみました。こんな難しそうなこと考えなくても、ぜひ楽しんで描いてもらえば良いですけどね。
ちなみに、水曜日午前中クラスの皆さんで、グループ展示が来月開催されます。それにも率先して松岡さんは参加されていて、熱心でDMも制作されています。とても楽しみです! 

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好きなものを楽しく作ってこその制作

2018-03-06 22:22:34 | 小学生 工作

水曜小学生クラスの宙紀です。 1,2月はケント紙を使った立体工作を行いました。

低学年のみこちらが作り方を教えたのは「円柱・円錐の作り方(お城の基本形)」でしたが、個性的な下描きに沿って、子ども達が作りたいものを作っていきました。 一人ひとり面白い発想と拘りの詰まった作品になり、さらには建物の概念を越えたオリジナリティー溢れる作品もあり、枠に囚われない制作の楽しさを改めて教えられたような感覚になりました。

というのも私自身大学2年生の時に「ペーパーメイキングを楽しむ」という講義を受講していました。しかしその時は教授の趣味に合うものに寄せた作品を制作しなければならなかったのであまり楽しくありませんでした。 完成しても愛着はなかったですね。

今回子ども達が楽しそうに作ってる姿と、完成後直ぐに持って帰ってお父さんお母さんに自慢したくて堪らなそうにしている姿を見て、ものづくりは「自分の作りたいものを自由に楽しくつくる」これは外してはいけない要素だなと強く思いました。 (大学の講師にも伝えたいです笑)

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春のワークショップ・中高生講座

2018-03-05 20:39:36 | 学生ワークショップ


中高生対象 デッサン講座(一昨年行った際の授業の写真)

どうも幸介です!本日は春休みに行う中学生・高校生対象のデッサン講座のご案内をさせていただきます。

日 程:3月22日(木) 19:00~21:00
持ち物:鉛筆の4B、HB、3H、消しゴム
参加費:2000円
対 象:新中学1年生~新高校3年生

球体と円柱という、基礎的なの鉛筆での静物デッサンを学びます。鉛筆の持ち方から、構図(見切り)、正確な形の捉え方(図り方)、濃淡の付け方立体感の出し方など、講師の実演なども織り交ぜながら1から説明していきます。美術系の進学を考えていたり、興味はあるけどやったことがない・しっかりと基礎から復習したい、などを考えている学生の皆様にお勧めの講座です。
ミオス在校生と合同授業となります。

<お申し込み方法>
下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「春ワークショップ・学生講座」として、e-mailアドレスへ送付してください。
お申し込みの確認とご受講料お支払い方法を返信します。
①氏名と学年 ②住所 ③電話番号 
をご連絡ください。定員がございますので、参加可能かどうかを返信いたします。
メールアドレス:mios@ace.ocn.ne.jp

少しでも興味のある学生の、美術の入り口としてピッタリの講座ですので、皆様の参加をお待ちしております!!

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展覧会情報

2018-03-03 19:55:52 | スタッフ講師


                              untitled 

 

土曜日、岩田です。
今回は私的なことでアトリエミオスのブログを活用させていただくことをお許し下さい。
3月9日~11日まで有楽町からほど近い、東京国際フォーラムにて開催されるアートフェア東京に出展致します。

日程は3日間と短いのですが日本、海外から約150ほどのギャラリーが集ります。
私は今回、三島にあるギャラリーエクリュの森さんから出展させて頂きます。横幅4mの壁面に写真家の髙﨑紗弥香さんと二人で展示をします。

会場では、本日のブログで掲載している朱と黒のパネル作品を出品します。こちらは、最後に磨きをかけている艶のある作品ですが他にも麻布を支持体とした小さい作品なども展示致します。

入場料がかかってしまいますがお時間ございましたらどうぞご高覧下さい。

 

〇アートフェア東京

2018年3月9日(金)~11日(日)

9日~10日 am11:00~20:00
11日 am11:00~17:00

東京国際フォーラム ホールE&ロビーギャラリー

※入場券の種類も色々あるようですので詳しくはアートフェア東京のウェブサイトをご確認下さい。
アートフェア東京ウェブサイト



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隙を見せる

2018-03-02 18:33:06 | 大人 水彩

オバラです。今回は水曜午前クラスの西山さんの作品をご紹介します。
西山さんは、「風景の中の現象や味わいを微妙な点まで悟ることが得意。また、それを具体的に表現する為には
どうすべきかの状況判断が出来る。そして水彩画で一番大事で一番難しい、何を描かないか(削り・減らし)を選択する感覚が優れている。」方だと思います。
透明水彩の良し悪しは、紙の白さを活かす(残す)ことができるかに掛かっています。白さを活かすと言っても、全く塗らないのではなく、薄く塗った絵具の層の下から透ける白を『光』として感じさせるように描くのが大切なのです。
しかし白さを大切にするあまり、全く手が入っていない塗り残しを作ってしまう人がいますが、それでは未完成に見えるのは当り前。水だけを含ませた筆で紙をひとなでするだけで、描いた行為=仕事がなされていることと同じになり、色を塗った場所と馴染んでくれます。
西山さんは上記の技法を上手に取り入れ、画面の白い部分を効果的に利かせることが得意です。しっかり描写したところと抜きの部分を響き合わせ、隙が美しい画面作りをしています。
余談ですが私は、モテる為には上手に隙を見せる必要があると思っています。(+意外性)それは性格でもファッションでも言えること。完璧な人に尊敬や畏れは抱いても、なかなか愛は芽生えません。
西山さん、良く忘れ物をなさいます。「また忘れちゃいましたっ!ごめんなさーい。後で取りに行きまぁす!」と屈託なくお電話をくれます。かなり年上の男性に失礼ですが「お茶目な人☆」と思ってしまいます。もしかして、それも隙を見せる作戦なのでしょうか!?

話しは変りますが、川崎の素晴らしさを伝えるため、西山さんはボランティアで『川崎の産業観光を支援する会』のナビゲーターをされていますので、写真ではなくスケッチで魅力を伝えようと、このように膨大な枚数の風景画をせっせと描き溜めています。
西山さんの魅力溢れる作品は展示会イベントに出品されます。皆様ぜひ足を運んで生で観て頂きたいと願います

日時 3月3日(土)10:30~16:00
場所 幸区役所1階・ゆめ広場 〒212-8570 川崎市幸区戸手本町1丁目11番地1 JR南武線矢向駅から 徒歩約15分 JR南武線鹿島田駅から 徒歩約20分
電話 044-556-6609
以下 幸区役所HPより抜粋
幸区市民活動交流イベント『さいわいみんなの交流広場』は、さまざまな分野の市民活動団体がブースを出し、活動の実演・体験コーナー・パフォーマンスなど、個性豊かに活動をPRします。

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春コレクション!ファッションショー

2018-03-01 23:46:48 | 幼児

昨日は 3歳から6歳のボーイズ&ガールズが最新のファッションデザインを披露するファッションショーが開幕されました。写真を見ると、モデルさんの人数の多さにびっくりだと思います。先週までのブログに載っていた生徒数も作品数と随分な違いですよね。2月は、体験授業のお問い合わせが非常に多く、何故かこの日に参加者が集中してしまいました。ということで、総勢21人のキッズデザイナー&モデルになった訳です。

ミオスのちびっこデザイナーは、自由な表現力と直感といったアーティスティックなパワーがあります。コレクションの中でも、華やかに目立っていたのが、鮮やかな配色、切れのあるカット、リズミカルなライン、アシンメトリーといったファッションですね。そんな大胆なデザインが多い中、プリンセスをエレガンスに着飾るファッションもとっても素敵でした!!こちらは、花やリボン型のコサージュ、リズミカルなラインを描くリボン、繊細な模様を配置した爽やかなデザインのドレスなどなど。どの衣装も自分が着てみたいお気に入りの1着が完成です!

この日は、圧倒的にガールズモデルが多かったので、誰もが憧れるプリンセルに変身する為に、金髪ウィッグもつけてみました。ウィッグは、自由にヘアカットもアレンジもできます。今年のトレンドヘアスタイルもチェックしてみてくださいね。そしてボーイズは、お面にも帽子にもなる型を使って、変身したいイメージに合うアイテムを作りました。写真では見えずらいですが、弓矢・ステッキ・腕輪などの小道具まで揃えて、全身コーディネートしました。

ショータイムでは、最初緊張したり、ぎこちない動きの子ども達でしたが、次第にウォーキングも決めのポーズも見違えるような動きとなって、観客(保護者)から大きな拍手をもらっていました。(Eri Ito)

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