流氷に乗り海豹のくる北の街
りゅうひょうにのりあざらしのくるきたのまち
ぎぃーぎぃーと流氷の鳴く北の海
海豹の子に聞かせる歌かも
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「北朝鮮 新型ミサイル試射」。
11993年6月11日、本紙夕刊の1面トップ記事だ。
「政府筋」の話として他紙も一斉に報じた。
情報源は石原信雄官房副長官。
後に本人が認めている。
在任期間7年3カ月。
官僚機構の頂点で7人の首相に仕えた石原氏は渋滞を避けるため電車通勤しており、毎朝、横浜市内の私鉄の駅で取材するのが首相官邸詰め番記者の日課だった。
混雑する構内で「北朝鮮がミサイルを撃ったことを知っていますか」と突然切り出す。
北朝鮮がミサイル開発に着手した初期段階。
日本に影を落とし始めた危機を事実として国民に知らせることが必要だと考え、首相や官房長官には相談せず独断でリークした。
「のりを超えた」との批判はあったが、年中行事のように首相が交代する不安定な政局の中、官僚が政治を動かす「官高政低」と呼ばれた時代を象徴する逸話だ。
身近に接すれば、謙虚で穏やかな物腰は朴訥(ぼくとつ)な印象さえ受けたが、行政官としての筋は曲げない。
「平成」の元号制定、消費税導入、PKO協力法、政治改革、阪神大震災など次々に降りかかる難題に対処した現代政治の貴重な生き証人が96歳で死去した。
4年前、日本経済新聞に載った回顧録で「有力政治家に忖度(そんたく)して行政の公平性・中立性が冒されるのは民主主義の後退で、危険なことだ」と書いた。
上目遣いの忖度官僚への警鐘として重い響きがある。(北海道新聞卓上四季2013.2.2より)
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安倍政権での忖度にすっかり慣れてしまったのか、相手の心情をおもんばかって使う忖度という言葉がすっかり定着したようです。
忖度という言葉が良い言葉のように使わないでほしいと思います。
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昨日は雪が積もり夫が朝暗いうちからお昼まで雪かきをしていました。
夫の義兄が車に乗れなくなり、その車もありで、家の前には車が5台並んでいるので雪掻きも大変です。
もうすぐ私が載っていた車は、息子の免許取りたての知り合いに譲るそうです。