春めくも人間界はまだ寒く
人が死に五十回忌も過ぎしとき
お参り止める人の悲しき
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ヒップホップ・グループ、ライムスターの代表曲「B―BOYイズム」に「そのたくましさ見習え はだしのゲン」という詞がある。その曲を聴いて、被爆地の広島で懸命に生きた少年を思い浮かべた人は多いだろう。
日本文化研究者コンドリーさんもその一人だ。
曲に関する自著で、家が燃えるなかで親が死ぬのを見た後、感情的・身体的にもがきながら生きたとゲンの心境を詳述した。
短い歌詞から分析が具体的に広がったのは漫画を読んだ経験があったからだろう。
漫画などの作品を、見聞きした時の感情や環境と無縁に記憶することは難しい。
「漫画そのものよりも、それを読んだ経験や漫画を取り巻く諸イデオロギーのほうへ読者は目を奪われる」とは文芸評論家陣野俊史さんの論考である。
広島市教育委員会が小学校の平和学習教材で「はだしのゲン」の削除を決めた。
家族のため浪曲で日銭を稼ぐ場面などに説明を要し、被爆の実相に迫りにくいという。
場面の背景を探る学びこそ平和学習にふさわしいはずだ。全国で起きた学校図書での閲覧制限の働きかけと同じにおいがする。
中沢啓治さんが「はだしのゲン」を書いたのはお骨揚げの骨も残らなかった母の葬儀が端緒だった。
「繰り返し、伝えるしかない」。そんな思いを込めた漫画だ。
反核や反原爆や、あるいは反日とは別の概念の下で読んではどうか。陣野さんの提案である。(北海道新聞卓上四季2023.2.22より)
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広島市教育委員会、どうしたんだい
広島市の教育に危機感を覚えますね。
岸田さんのお膝元でこんなことが起こっていたなんて、もう忘れろって言うことですか
先の戦争を舐めちゃダメでしょ
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今日は言わずと知れたニャンニャンニャンの日です。
2月22日の日付けは猫の日制定委員会が中心となって募集した全国の愛猫家からの約9,000通以上にもなる公募によって決定されているそうです。
また、例年2月22日には各地で愛猫家たちが主催するイベントが、多くのペットショップなどでは猫に関する催しが行われている他、近年ではSNS上で自慢の愛猫や、自身の猫コスプレをお披露目するのが恒例となってきております。
早速わがやのもこにゃん登場と行きたいところですがまだ夢の中のようです。
ですので、近影を見てね。