もこにゃんとばあば

もこにゃん もうすぐ八才(2015年生れ)
登場数は少ないですがヨロシク!にゃん

一生

2023-02-13 09:17:44 | 俳句・短歌

雪道も一歩先行く吾の杖

ゆきみちもいっぽさきゆくわれのつえ

一生は山坂もあり谷もある

      それぞれ想うこれで良しとす

 

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昨年の秋のこと。祖母の家に遊びに行くと、自分の生い立ちを話しておきたいから書き取ってほしいと突然頼まれた。

おそらく、その年の1月に亡くなった祖父の通夜の準備をしたときに、自分の生い立ちを元気なうちに伝えておかねば、と思ったのだろう。
 
初孫の私が聞き役となり、長女の母が書き取る。聞き漏らさないようにとスマホのボイスメモを起動し、生い立ちインタビューが急きょはじまった。
 
98歳の祖母は、何のカンペを見ることもなく、自分の卒業した学校名、代用教員で働いたこと、祖父との結婚、子供4人の誕生日、車の免許を取ったことまで鮮明に、その年月日と共にすらすらと話し始めた。
 
45歳の私が履歴書を書くとき、こんなにすらすらと思い出せるだろうか。
 
倍以上生きた祖母が全てを頭の中に記憶していることに驚き、これだけしっかりしていれば100歳も夢ではないと確信していたのに。
 
祖父の一周忌が終わってすぐ、祖母の突然の訃報。大好きな祖父を見送り安堵(あんど)したのだろうか。何の予兆もなく突然亡くなった。
 
仏壇の引き出しの奥にしまった母のメモ書きと、私のボイスメモの出番がこんなにも早く来るなんて。
 
おばあちゃん、そのボイスメモを斎場で流させていただいたよ。
 
お通夜の会場には生前の祖母のやさしい声が響き渡り、とても温かい気持ちになれました。 秋葉加奈子(あきば・かなこ 45歳・主婦)=岩見沢市(北海道新聞いずみ欄2023.2.9より)
 
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年寄りがいると云う事はこうして突然のように亡くなることもあるんだな~と改めて思います。
 
母も97才なので少し心配ではありますが、だんだん認知症が進んでいるのが垣間見えて来ています。
 
もう少し優しく接しなければと思いますが、私も後期高齢者。
 
ついつい自分のことを考えてしまいます。
 
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母は昨日施設に戻りました。
 
おやつを何やかや7,000円位買ってです、これだもの太るわな~と思います。
 
おやつは食べていないと言いつつもお菓子・果物・お茶・コーヒー・ごはんのお供・etc。
 
今度は一月後に来ると言ってました。