いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規
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企業の繁栄はおよそ30年だと、名だたる企業の再建で辣腕(らつわん)を振るった実業家の親族から以前うかがったことがある。
創業者の理念や手腕を学んだ2代目が業績を発展させるが、経験不足の3代目が経営を傾けてしまうのだとか。
そんな経験則も、トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎さんには当てはまらなかった。
自動織機の発明に生涯をささげた豊田佐吉の孫にして、父喜一郎が開発に乗り出した自動車メーカーを世界有数の企業に育て上げた手腕と実績はむしろ創業者のそれに近い。
佐吉は官僚外交の前に国民外交がなければならないとの信念から日中親善に傾注した。
1918年(大正7年)には単身上海に渡航し、現地で紡織工場を設立している。
5歳の時に他界した祖父の記憶は少ないと語っていたが、ものづくりで世界に貢献しようという情熱は脈々と受け継がれていたのだろう。
失敗を恐れず「論より実行」とやり遂げる気概を重んじた(「未来を信じ一歩ずつ 私の履歴書」日経BPM)。
ガソリン動力の自動車の発明からすでに1世紀以上。
トヨタが生き残れる保証はどこにもないと世界規模で拡大した需要の先を見据えていた。
97歳で亡くなった名誉会長が決断のよりどころとした「豊田綱領」に、「研究と創造に心を致し、常に時流に先んずべし」という遺訓がある。
先人が示した有益な指針はあらゆる産業で有効に活用したい。(北海道新聞卓上四季2023.2.16より)
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世界のトヨタは100年以上の歴史があるのですね。
並並ならぬ努力を重ねてきたことが歴史でも分かります。
日本は2,683年の歴史があるのに何故か昨今は衰退の一途をたどっているのでは?
戦後、米国に頼ってばかりで国としての努力にかけていたのではないかとふと思います。
おばさんに何がわかるの?と言われそうですが・・
わからないことが一杯あるのが人生なのではないかなと思います。
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我が町にも不審な電話が多数かかってきているようです。
電話帳に名前を載せないようにするとかも大事な事だと思います。
こんな田舎町に金持ちなんかいないのにね~。
今日はカラオケ教室です。
一人二回しか歌わないのですがそれでも何かしらすっきりします。