オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

dcs P8i SACD/CDプレーヤークロックチューニング♪

2013-01-11 17:16:39 | チューンナップ
今回は東京のお客様からdcsの一体型プレーヤーP8iの高精度クロックチューニンナップのご依頼です。

dcsはワードクロックが受けれるので内部クロックチューニングはあまり薦めてなかったのですがワードクロックも同期をとる(トランポとDACなど)なら凄く意味があるんですが、安価なクロックジェネレーターは使い物にならないものが多いのは現実です。

特にP8iは一体型なので一体型として使用するならCPを考えると確かに内部クロックの超高精度化がCPが確実に高いですね。
でも当店ではP8iは初めてなのですがお客様に了解を得て今回チューンナップすることにしました!!

やるなら徹底的にやるしかない!これは当店の考え方ですので、今回もチューンナップ以外にリコンディショニング含めての作業です。

まずはトレー開閉が出来ない時があったのでベルトとプーリのリコンディショニングです!


内部はdcs独特の5bitDACでDelius同等の基板があります!


今回のクロックチューンナップはドライブメカの方なので読み取り精度と基本クロックの高精度化なのでDACのリクロックにも大きく影響し、大幅な音質向上が実現します!!

dcsの回路図の入手は無理なので各パーツのDATAシートを入手し解析します。



静電気には十分注意が必要ですし実装パーツなので特殊工具でパーツを外さないと静電気や熱で壊れます。

周波数や電圧をチェックします。

P8iのクロックオシレーターは100ppmですが、当店では0.5ppmでジッター精度では数ヘルツという驚異的なクロックを使用します!
基板は影響の少ない場所を選んで装着します!

もちろんコネクターを外した際にクリーニングをしてリコンディショニングも同時にしていきます。

仮組で動作チェックと調整をします。


クロック専用電源の設置場所も音質に非常に影響大ですがパーツの高さが5mm程度高いので入りません。(^_^;)


場所的にはここがベストなのでクロック電源のコンデンサーを移植してクリアランスを確保!
シールド性もバッチリです!


配線レイアウトもきっちり見極めます。


エージングと最終調整をしていきます。


試聴ルームにて音質評価をします。


エージングで圧倒的なパフォーマンスに化けていきます!

dcsの本当の音が出てきました!!
やはり数百倍のクロック精度で制御するとdcsは変貌しますね♪

スーパーなP8iの完成です!!

今回18万円ほどの金額にてチューニング&リコンディションニングができました!
ありがとうございました♪