オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

販売店の存在意義とは

2017-02-28 12:35:14 | お店の話
ショップの存在意義について最近の思いを書きますね。

最近インターネットでポチッ!とすれば翌日届くという大変便利な世の中です。
また、オークションも充実していて個人売買も大変盛んです。

自分もついつい便利なのでポチッとすることが多いですね。
でも自分はこの買い物の仕方は「モノ」を買う時に限定しています。
理由は今から書きますが何度か失敗したからです。
ちなみに「モノ」とは商品そのもののことでそれだけで事足りるものの意味です。

そしてポチッとしないものは「コト」が含まれたモノを買う時です。
モノ売り、コト売りというやつですね。

「コト」とは色々解釈があるとは思いますが、使い方や使いこなしでそのモノが色んなものに化けるモノに対してはコトが含まれてると思っています。
どういったものがあるのかといいますと、まさしくオーディオ製品全般にも言えると思います。
どこで買うかでその性能をどれだけ引き出せるかが凄く変わってきますね。
他にも色々あると思いますが、例えばコーヒー豆ひとつとっても「コト」が関わっていますね。
コーヒー豆はどうやって挽くか、どうやって淹れるか、で味が全く変わってきます。
ショップで買えば色々教えてくれるし、自分の好みを伝えれば特別なブレンドコーヒーを作ってくれるかも知れないですし。
まあ安いものなので失敗しても色々楽しさの方が勝ってるかも知れませんので解釈の違いも考慮すると一概に言えない部分もありますが。。

自分はたまに服やシューズをポチッとすることがあります。
もちろんその服やシューズは、元々は地元のブティックの店員に勧められて気に入ったブランドなのです。
地元のお店が閉店してしまったりして入手が難しくなったり、すこし安いからといってポチッとしたことが何度かあります。

しかし…

何故か、同じものなのにポチッとしたものは何となく思い入れがないんです。
もちろんサイズが合わなかったりして失敗したこともありますが、それ以前に地元で買う商品と何か違う感じがするのです。

理由は多分…
やはり購入までのシチュエーションが大切なんだと思います。
商品を買うときに色々試着して組み合わせを色々試してそれで一つの製品を選んで店員と会話してそして納得して買うというプロセスがあります。
それから、そのシューズに合わせた服を選ぶとき、通販で買ったシューズを履いてショップに行くと悪い気がする…など、少なからずとも罪悪感があるのも正直原因の一つだと思います。
多少安いからといって買ったモノが何となく思い入れがないは、所有する喜び=価値観が少ないのかと思います。
地元のショップなどで買う方がよっぽど楽しい買い物が出来、その価値観が十分満足できるものになるのだと思います。

要するに、ポチッとしたモノと、地元のショップで購入したモノでは、違うモノだということです。

オーディオ製品も同じですね。

オークションや通販は確かに価格は安いです。
何故かと言いますと、店舗を構え、試聴ルームに商品をたくさん展示してお客様に色々聴いてもらったりする設備に費用が掛かっているのと、お客様に十分満足してもらうためにいつでも来ていただき比較試聴したりノウハウの話をしたり場合によってはお客様宅までFFTなど持って測定して解決の糸口を探ることなど、ショップとして色々コストというものがかかっています。
地元のショップはそういうコストがかかっているため、通常10万円の売値が通販だと9万とか8万5000円で売ってる場合があります。
それ以上売値に開きのある場合は仕入原価から考えると怪しい製品だと思いますが…

コアで購入されたお客様には、その販売価格の差額以上の価値を長年かけて音でお返しします!!

それだけプロとしてのノウハウを持っていますしメーカーとの連携をとってお客様のご要望にお答えしています!

是非、当店の存在意義をご理解いただけると嬉しいです♪

長文乱筆失礼いたしました!(^_^;)