M:久し振りに書ちゅさや?
S:用事ぬあてぃヤマトゥかい行じゅたんばーて。
M:あいれんな。ちゃんちえったがヤマトゥや。桜や咲ちゅてぃな?
S:ソメイヨシノりるいうんな、ありやなー花ぬ半分や落ちてぃ葉桜なとぅたしが、八重桜とぅか枝垂れ桜やばんじえったん。
M:咲くぬ時期ぬ変わるんばーえっさや。
S:あんちえーぬふーじーや。用事しーがちなー奈良県立美術館かい行じ「ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展」りいうしん見っちちゃん。ヤマトゥぬ中ぬそー大和、飛鳥んかい行じ高松塚古墳とぅか壁画館とぅかん見っちちゃん。雨ぬ降いぎさーえってーとぅ自転車や借らん、歩っち鬼ぬ雪隠とぅか亀石りいうしん見っち、石舞台までぃ行じゃんばーえっしが、だー言ゅんねーすんねー途中から雨ぬ降ってぃ、ズボンぬんだーち行じゃーむん、時間ぬ過ぎてぃ中に入ららぬよ、ふかからよーぴびけーる見っちゃる。
M:難儀しちぇーさや。
S:ふまーからまた岡寺駅までぃ歩っちゃんばーえっしが、うりがまた3キロ以上あてぃよ。あぎじゃべー何時ないば着くんばーれーがやー、り思たしが、あっくぬうっぴーえってぃん菜の花ぬ咲ちすらせーしとぅか、刈り田とぅ竹林ぬ風景とぅか、いるいる見っち楽しみやえったさ。
M:あんせーしむてんばーらんな。
S:ふんとーやお昼時分から行くぬちむーえったしがてー、行くーぬ前ーに旧海軍ぬ兵隊ぬ皆さんぬ話聞くんりち、うりじ時間ぬはーてぃよ。
M:ぬーがまた、知っちゅぬちゅーぬういたんばーれんな?
S:知っちゅぬちゅーやうらんしが、あるとぅくまじ海軍ぬ予科練ぬちゅーたーが慰霊祭しちゅてーとぅよ、見学しみてぃとぅらさんがやーりちうにげーしち、しむんどーり言うてーとぅ見ーがちなー写真撮ったいしち、ちゃーま弁当かみがちなーゆんたくしちゅーぬ下予科練ぬちゅーたーかい話しかきてぃ、戦争中ぬくとぅ聞ちゃんばーえっさ。詳しくや言ららんしが、前から話し聞ちぶせんでぃ思むとぅたぬちゅーたーから、まさかあんし偶然じ聞かりんでぃやうまんたーさー。いいばーえったん。
M:でーじなぷーぬあいてーさやー。
S:あんすとぅよ、あんねーぬばーぬんあんばーえっさ。
M:他にん行じゃんばーな?
S:帰ーるぬ日ーに興福寺とぅ東大寺んかい行じゃん。興福寺ぬ宝物館や三回目えっしが、何回見っちんちびらーせんやー。
M:あぬ五重塔や見ーぬはじ、うっぴななーぬむんゆー造たんでぃ思いんよやー。
Sウチナーじや見ららんとぅや。あぬ仏像たーぬん戦乱逃ってぃゆー残たんやー。
M:戦争中に空襲あたらんてーしや、いいばーえってんや。
S:ウチナーぬん勿体ないや。戦にあたらんねー建造物ぬ国宝ぬんまんどうてんばーえっしがや。
M:日本軍や首里城ぬ地下にる司令部壕造てんばーえっとぅ、ウチナーぬ文化財ぬうっ飛ばさりしぬーりん思まんてーばーえっさ。琉球ぬ文化や天皇とぅや関係ねんり思とぅてんばーえっさ。
S:文化財ぬ無んくないしや、地震・雷・火事・戦争りいちや。
M:あんねーぬ言葉んあんばーれん?
S:なま我んがしくたん。地震とぅ雷や仕方ねんしが、火事や気ーちきらりせー、また戦争やちゅーがるすーとぅや。どぅーなーたーシマぬ文化財守いしん、シマぬちゅー次第えんばーえっさ。ウチナーぬ文化ぬん言葉ぬん自然ぬんウチナンチューがどぅなーたーじ守らんねーちゃんならんばーて。
M:あいえんや。
S:あいえんばーよ。
M:久し振りに書くんだな?
S:用事があってヤマトゥに行ってたわけさ。
M:そうなのか。どうだったヤマトゥは。桜は咲いてたか?
S:ソメイヨシノというのか、あれはもう花が半分は落ちて葉桜になってたが、八重桜とか枝垂れ桜は盛りだった。
M:咲く時期が変わるんだな。
S:そうみたいだな。用事をしながら奈良県立美術館に行って「ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展」というのも見てきた。ヤマトゥの中の本当の大和、飛鳥にも行って高松塚古墳とか壁画館とかも見てきた。雨が降りそうだったから自転車は借りないで、歩いて鬼の雪隠とか亀石というのも見て、石舞台まで行ったんだが、言った通りに途中から雨が降って、ズボンも濡らして行ったのに、時間が過ぎて中に入れなくてな、外からほんの少し見ただけだった。
M:難儀をしたんだな。
S:そこからまた岡寺駅まで歩いたんだが、それがまた3キロ以上あってな。まったく何時になったら着くんだろうか、と思ったが、歩くだけであっても菜の花が咲いてきれいなのとか、刈り田と竹林の風景とか、色々見て楽しみではあったな。
M:それじゃあよかったんじゃないか。
S:本当はお昼時分から行くつもりだったんだがな、行く前に旧海軍の兵隊の皆さんから話を聞いたので、それで時間がかかってな。
M:何でまた、知っている人がいたのか?
S:知ってる人はいないが、海軍の予科練の人たちがある所で慰霊祭をやっていたので、見学させてくれませんかとお願いして、いいですよと言ったので見ながら写真を撮ったりして、ついでに弁当を食べながらおしゃべりをしている予科練の人たちに話しかけて、戦争中のことを聞いたわけだ。詳しくは言えないけど、前から話を聞きたいと思っていた人たちから、まさかそんな偶然で聞けるとは思わなかったな。いい機会だった。
M:とても運がよかったな。
S:だからな、そういうこともあるわけだ。
M:他にも行ったのか?
S:帰る日に興福寺と東大寺に行った。興福寺の宝物館は三回目だが、何回見ても素晴らしいな。
M:あの五重塔は見るたびに、こんなでかいものをよく造ったと思うよな。
S:沖縄では見られないからな。あの仏像たちも戦乱を逃れてよく残ったな。
M:戦争中に空襲にあたらなかったのは、幸運だったな。
S:沖縄も勿体ないな。戦争にあたらなければ建造物の国宝も沢山あったわけだがな。
M:日本軍は首里城の地下に司令部壕を造ったんだから、沖縄の文化財が吹き飛ばされるのを何とも思わなかったんだろう。琉球の文化は天皇とは関係ないと思ってたんだろう。
S:文化財が無くなるのは、地震・雷・火事・戦争といってな。
M:そんな言葉もあるのか?
S:今俺がつくった。地震と雷は仕方ないが、火事は気をつけられるし、また戦争は人がやるものだからな。自分たちの地域の文化財を守るのは、地域の人次第なわけだ。沖縄の文化も言葉も自然もウチナンチューが自分たちで守らないとどうしようもないわけだ。
M:そうだな。
S:そうなわけよ。
S:用事ぬあてぃヤマトゥかい行じゅたんばーて。
M:あいれんな。ちゃんちえったがヤマトゥや。桜や咲ちゅてぃな?
S:ソメイヨシノりるいうんな、ありやなー花ぬ半分や落ちてぃ葉桜なとぅたしが、八重桜とぅか枝垂れ桜やばんじえったん。
M:咲くぬ時期ぬ変わるんばーえっさや。
S:あんちえーぬふーじーや。用事しーがちなー奈良県立美術館かい行じ「ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展」りいうしん見っちちゃん。ヤマトゥぬ中ぬそー大和、飛鳥んかい行じ高松塚古墳とぅか壁画館とぅかん見っちちゃん。雨ぬ降いぎさーえってーとぅ自転車や借らん、歩っち鬼ぬ雪隠とぅか亀石りいうしん見っち、石舞台までぃ行じゃんばーえっしが、だー言ゅんねーすんねー途中から雨ぬ降ってぃ、ズボンぬんだーち行じゃーむん、時間ぬ過ぎてぃ中に入ららぬよ、ふかからよーぴびけーる見っちゃる。
M:難儀しちぇーさや。
S:ふまーからまた岡寺駅までぃ歩っちゃんばーえっしが、うりがまた3キロ以上あてぃよ。あぎじゃべー何時ないば着くんばーれーがやー、り思たしが、あっくぬうっぴーえってぃん菜の花ぬ咲ちすらせーしとぅか、刈り田とぅ竹林ぬ風景とぅか、いるいる見っち楽しみやえったさ。
M:あんせーしむてんばーらんな。
S:ふんとーやお昼時分から行くぬちむーえったしがてー、行くーぬ前ーに旧海軍ぬ兵隊ぬ皆さんぬ話聞くんりち、うりじ時間ぬはーてぃよ。
M:ぬーがまた、知っちゅぬちゅーぬういたんばーれんな?
S:知っちゅぬちゅーやうらんしが、あるとぅくまじ海軍ぬ予科練ぬちゅーたーが慰霊祭しちゅてーとぅよ、見学しみてぃとぅらさんがやーりちうにげーしち、しむんどーり言うてーとぅ見ーがちなー写真撮ったいしち、ちゃーま弁当かみがちなーゆんたくしちゅーぬ下予科練ぬちゅーたーかい話しかきてぃ、戦争中ぬくとぅ聞ちゃんばーえっさ。詳しくや言ららんしが、前から話し聞ちぶせんでぃ思むとぅたぬちゅーたーから、まさかあんし偶然じ聞かりんでぃやうまんたーさー。いいばーえったん。
M:でーじなぷーぬあいてーさやー。
S:あんすとぅよ、あんねーぬばーぬんあんばーえっさ。
M:他にん行じゃんばーな?
S:帰ーるぬ日ーに興福寺とぅ東大寺んかい行じゃん。興福寺ぬ宝物館や三回目えっしが、何回見っちんちびらーせんやー。
M:あぬ五重塔や見ーぬはじ、うっぴななーぬむんゆー造たんでぃ思いんよやー。
Sウチナーじや見ららんとぅや。あぬ仏像たーぬん戦乱逃ってぃゆー残たんやー。
M:戦争中に空襲あたらんてーしや、いいばーえってんや。
S:ウチナーぬん勿体ないや。戦にあたらんねー建造物ぬ国宝ぬんまんどうてんばーえっしがや。
M:日本軍や首里城ぬ地下にる司令部壕造てんばーえっとぅ、ウチナーぬ文化財ぬうっ飛ばさりしぬーりん思まんてーばーえっさ。琉球ぬ文化や天皇とぅや関係ねんり思とぅてんばーえっさ。
S:文化財ぬ無んくないしや、地震・雷・火事・戦争りいちや。
M:あんねーぬ言葉んあんばーれん?
S:なま我んがしくたん。地震とぅ雷や仕方ねんしが、火事や気ーちきらりせー、また戦争やちゅーがるすーとぅや。どぅーなーたーシマぬ文化財守いしん、シマぬちゅー次第えんばーえっさ。ウチナーぬ文化ぬん言葉ぬん自然ぬんウチナンチューがどぅなーたーじ守らんねーちゃんならんばーて。
M:あいえんや。
S:あいえんばーよ。
M:久し振りに書くんだな?
S:用事があってヤマトゥに行ってたわけさ。
M:そうなのか。どうだったヤマトゥは。桜は咲いてたか?
S:ソメイヨシノというのか、あれはもう花が半分は落ちて葉桜になってたが、八重桜とか枝垂れ桜は盛りだった。
M:咲く時期が変わるんだな。
S:そうみたいだな。用事をしながら奈良県立美術館に行って「ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展」というのも見てきた。ヤマトゥの中の本当の大和、飛鳥にも行って高松塚古墳とか壁画館とかも見てきた。雨が降りそうだったから自転車は借りないで、歩いて鬼の雪隠とか亀石というのも見て、石舞台まで行ったんだが、言った通りに途中から雨が降って、ズボンも濡らして行ったのに、時間が過ぎて中に入れなくてな、外からほんの少し見ただけだった。
M:難儀をしたんだな。
S:そこからまた岡寺駅まで歩いたんだが、それがまた3キロ以上あってな。まったく何時になったら着くんだろうか、と思ったが、歩くだけであっても菜の花が咲いてきれいなのとか、刈り田と竹林の風景とか、色々見て楽しみではあったな。
M:それじゃあよかったんじゃないか。
S:本当はお昼時分から行くつもりだったんだがな、行く前に旧海軍の兵隊の皆さんから話を聞いたので、それで時間がかかってな。
M:何でまた、知っている人がいたのか?
S:知ってる人はいないが、海軍の予科練の人たちがある所で慰霊祭をやっていたので、見学させてくれませんかとお願いして、いいですよと言ったので見ながら写真を撮ったりして、ついでに弁当を食べながらおしゃべりをしている予科練の人たちに話しかけて、戦争中のことを聞いたわけだ。詳しくは言えないけど、前から話を聞きたいと思っていた人たちから、まさかそんな偶然で聞けるとは思わなかったな。いい機会だった。
M:とても運がよかったな。
S:だからな、そういうこともあるわけだ。
M:他にも行ったのか?
S:帰る日に興福寺と東大寺に行った。興福寺の宝物館は三回目だが、何回見ても素晴らしいな。
M:あの五重塔は見るたびに、こんなでかいものをよく造ったと思うよな。
S:沖縄では見られないからな。あの仏像たちも戦乱を逃れてよく残ったな。
M:戦争中に空襲にあたらなかったのは、幸運だったな。
S:沖縄も勿体ないな。戦争にあたらなければ建造物の国宝も沢山あったわけだがな。
M:日本軍は首里城の地下に司令部壕を造ったんだから、沖縄の文化財が吹き飛ばされるのを何とも思わなかったんだろう。琉球の文化は天皇とは関係ないと思ってたんだろう。
S:文化財が無くなるのは、地震・雷・火事・戦争といってな。
M:そんな言葉もあるのか?
S:今俺がつくった。地震と雷は仕方ないが、火事は気をつけられるし、また戦争は人がやるものだからな。自分たちの地域の文化財を守るのは、地域の人次第なわけだ。沖縄の文化も言葉も自然もウチナンチューが自分たちで守らないとどうしようもないわけだ。
M:そうだな。
S:そうなわけよ。