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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2月24日の高江の状況

2011-02-24 20:31:33 | 米軍・自衛隊・基地問題
 24日は午前6時過ぎに高江のN1に着いた。沖縄防衛局の工事強行に備え、すでに支援者が集まっていた。
 23日に若い作業員たちを使って暴力的に作業を進めたことに対し、数多くの批判が沖縄防衛局に集中したこともあって、24日は工事は行われなかった。暑いくらいの日差しのなか、住民・支援者は翌日に備えて、終日作業を行った。
 作業の合間にはおにぎりやじゅーしー、ぜんざいなどの差し入れがあった。今日は静かだったので、ぶーすけと名付けられたイノシシも出てきて、えさをもらっていた。

 森の中にはあちこちに土嚢が積まれているのが、道路脇からも見える。23日に大型ダンプカー2台分の土嚢を下ろしはしたが、砂利を敷きならしたのは、前日までに下ろしてあった分と、新たな1台分ぐらいのようである。23日はN1では今月で一番工事が進んだかもしれない。しかし、実際にヘリパッドを建設する場所までの距離はまだまだ遠い。

 N1で砂利を敷きならすためには、キャタピラー式キャリーダンプやパワーショベルを使う必要がある。当然、騒音が発生するから鳥類の営巣が始まる3月以降は工事を停止しなければならない。N4のチエンソーやグラップル付きパワーショベルを使った工事も同様である。2月21日に瑞慶覧長敏衆院議員がN1を訪れた際、現場責任者の福島課長は「3月以降は工事はできないことになっています」と説明していた。その言葉を自ら否定することは許されない。
 
 25日(金)は工事を行う、と沖縄防衛局は言っているとのこと。2月もあとわずかであり、これまでの遅れを取り戻すために沖縄防衛局は、局員・作業員を大量動員してくることが予想される。可能な人はぜひ早朝から高江に来て、抗議行動に参加してほしい。

 

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