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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

塩川沖でも見られる米軍機の低空飛行訓練

2021-02-11 15:08:50 | 米軍・自衛隊・基地問題

 米軍機の低空飛行訓練が県内で問題となっている。上の3枚の写真は昨日2月10日午後12時1分頃、本部港塩川地区で撮影したものだ。瀬底島方向から低空で飛んできた米軍機が、塩川沖を通って南下していった。

 米軍のMC130J特殊作戦機の低空飛行は、塩川沖でこれまで何度か目にしてきたし、辺野古では以前からたびたび目にしてきた。カヌーで抗議行動をしていると、驚くほど低空で辺野古の沖を北上していく。沖縄島東海上を北上し、辺戸岬を回って西側海上を南下するコースで、低空飛行訓練を行っているのだろうか。

 沖縄県議会米軍基地関係特委員会は10日、沖縄県全域での米軍機の低空飛行訓練をやめるよう、日米両政府と米軍に求める抗議決議と意見書を16日の本会議に提出するという。

 当然のことだが、問題は抗議決議や意見者を可決しても、実際に効果があるかどうかだ。米軍が好き勝手に訓練できる快適な場所である限り、米軍は沖縄に居座り続ける。

 日本政府も米軍を沖縄にとどめるために、彼らの訓練の自由度を上げることしか頭にない。新型コロナウイルスの感染拡大で県民集会や抗議行動が開きにくい現状は、米軍や日本政府に好都合な環境になっている感すらある。県議会の決議も大事だが、その次に何をするかが問われている。


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