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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上監視活動/土砂陸揚げ、投入と排水管設置ほか

2021-02-16 22:59:55 | 米軍・自衛隊・基地問題

 16日(火)は午前中、平和丸に乗って海上から工事の様子を監視した。

 午前8時44分頃、K4護岸の擁壁が切れた個所では、排水管の設置作業が行われていた。これまで護岸の内側を掘削し、防砂シートと砕石を二重に敷いていた付近で、掘削した所に排水管を置き、繋いでいると思われる。

 また、護岸の内側には型枠が組まれているように見える。

 辺野古崎近くの映画館のそばに造られているアーチ形屋根の倉庫は、海側に向かって屋根を伸ばす作業が進められている。下の写真は大浦湾側から見たもの。

 午前8時46分頃、大浦湾からガット船1隻(進朋)が出ていき、入れ替わりに1隻(第八高砂丸)が入った。ほかに前日の午後から残っている鶴見丸、栄雄丸、國喜18が大浦湾に停泊していて、前の2隻はランプウェイ台船に土砂を積み替えていた。

 K8護岸にはランプウェイ台船・屋部7号が接岸し、土砂の陸揚げを行っていた。

 K9護岸では2隻のランプウェイ台船が土砂の陸揚げを行っていたが、こちらに接岸する台船はK8護岸よりも大型だ。ダンプカーが護岸上に列をなし、次々と土砂を運んでいた。

 ジュゴンの鳴き声の調査が続けられているが、市民への情報公開はなされない。公開すると都合が悪いからだろう。調査は税金を使って行われているのであり、本来、得られた情報は納税者である市民のためにあるべきだ。こういう欺瞞の上に辺野古の工事は成り立っている。

 辺野古崎付近からK9護岸の上にある辺野古弾薬庫を見ると、大きく掘削された箇所が確認できる。白く見えるのはシートが敷かれているのだろうか。木々の奥にも白く伸びている。ドローンを規制することで、工事の実態が隠蔽されている。

 午前10時10分頃、K3護岸では嵩上げ工事が行われ、生コンの打設や擁壁の型枠作りが行われていた。

 午前10時40分頃、豊原の高台から辺野古側埋め立て工区の様子を見た。K8護岸では引き続き屋部7号から土砂が陸揚げされ、K9護岸から運ばれてきたものと合わせて②工区に投入されていた。投入場所とK4護岸との間に見える海面がかなり狭まっている。

 排水管は②工区の複数個所に置かれていて、かつての海岸線だった仮設道路の近くにもある。K4護岸近くで行われていた掘削作業が、それぞれの箇所で行われ、繋げられていくのだろう。

 先週後半は海が荒れて、オイルフェンスが片付けられていたという。今日は再設置後の点検なのか、オイルフェンスやフロート付近での潜水作業も多かった。


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