昨夜は辺野古でティダの会の話し合いがあったのだが、夜の9時頃まで重機関銃の演習音が断続的に響いていた。連日朝から夜までレンジ10を使い実弾演習が行われていて、一昨日はそれが原因で山火事も起こっている。夕方の地元テレビのニュースでは、金武町伊芸区の民家で発見された銃弾の県警による鑑定結果が出て、米軍の物であることが明らかになったと報じられていた。しかし、そういうこともお構いなしだ。小銃や軽機関銃のパンパンパン、パラパラパラという乾いた音と違い、ダダン、ダダダンという鈍く低い音が辺野古の集落に響き、夜の静けさを破って不快感をかき立てた。
もう20年ほど前、辺野古にある久辺中学校でごく短い期間だったが臨時教員をやった。運動場で全体朝礼をやっていると、機関銃の射撃音が絶え間なく聞こえ、授業中も戦車の砲撃音やキャタピラーの音が響く。驚いている私に生徒たちは、「先生、いつもこんなだよ」と言っていた。あれから20年経っても辺野古の状況は変わっていない。辺野古にはいま国立高専もできているが、米軍の実弾演習による騒音に悩まされている学校が、全国にどれだけあるだろうか。
こういう教育環境は異常である。それは何によってもたらされているのか。米軍基地が駐留する法的根拠は日米安保条約だ。沖縄に米軍基地を集中させることによって、岩国や厚木など一部の地域を除く圧倒的多数のヤマトゥンチューは、日米安保条約のもたらす問題を見ない、考えない、体験しないですませている。アメリカ大統領がブッシュからオバマに変わったからといって、辺野古で学ぶ子どもたちや若者たちが、米軍演習によって劣悪な教育環境を強いられている現実は何も変わらない。ヒラリー・クリントンが来日を優先したからオバマ新政権は日米同盟を重視している、云々と報道しているヤマトゥの大手マスコミは、こういう沖縄の日常的な米軍演習の被害には目をそむけるのだ。
沖縄島中部で女子中学生が米兵に性暴力を受けた事件から、もうすぐ一年が経つ。この事件もまた、日米安保条約と沖縄への米軍基地集中を背景に起こっている。それから目を逸らさせるために、「被害者の落ち度」論を煽り立てる人たちがいた。座談会で確信犯としてセカンドレイプを行い、『誇りある沖縄へ』という本にした小林よしのりや宮城能彦(沖縄大学教授)らはその典型だ。雨の中で抗議集会を開いた人たちを嘲笑し、反論できない立場にいる被害者とその家族に言いたい放題言って、さんざんいたぶっていた彼らは、そうすることで犯人の米兵を守り、米軍の演習と駐留を側面から支えていた。
『ゴーマニズム宣言SPECIAL沖縄論』には小林が辺野古の浜で「ヘリポート・ファック・ユー」とポーズをとっている写真が載っている。まったく白々しい限りだ。『沖縄論』が出てから3年半余、小林や宮城が辺野古の新基地建設に反対して何か具体的に行動しただろうか。それこそポーズだけで、やっているのは反対運動に対するケチツケでしかない。
今でもこんなやって演習してるのに、飛行場までできたら大変なるさ。
昨日の話し合いに参加していた辺野古のお年寄りの言葉だ。実際、V字型滑走路をもつ新基地ができれば、辺野古の集落は陸も海も空も米軍基地に囲まれてしまう。その様子を想像しただけで暗澹たる気持ちになる。同じ名護市でも、西側は桜祭りや日本ハムのキャンプで賑わっているのに、東側は基地問題が続いている。そういう現状への反発を含めて、新基地建設問題に振りまわされてきたこの10年余への不満、怒り、やりきれなさ、疲れ、あきらめなどが渦巻いていて、今の辺野古で住民が声を上げるのは簡単なことではない。そういう中にあっても、粘り強く反対運動を続けている辺野古の人たちを孤立させてはならない。
もう20年ほど前、辺野古にある久辺中学校でごく短い期間だったが臨時教員をやった。運動場で全体朝礼をやっていると、機関銃の射撃音が絶え間なく聞こえ、授業中も戦車の砲撃音やキャタピラーの音が響く。驚いている私に生徒たちは、「先生、いつもこんなだよ」と言っていた。あれから20年経っても辺野古の状況は変わっていない。辺野古にはいま国立高専もできているが、米軍の実弾演習による騒音に悩まされている学校が、全国にどれだけあるだろうか。
こういう教育環境は異常である。それは何によってもたらされているのか。米軍基地が駐留する法的根拠は日米安保条約だ。沖縄に米軍基地を集中させることによって、岩国や厚木など一部の地域を除く圧倒的多数のヤマトゥンチューは、日米安保条約のもたらす問題を見ない、考えない、体験しないですませている。アメリカ大統領がブッシュからオバマに変わったからといって、辺野古で学ぶ子どもたちや若者たちが、米軍演習によって劣悪な教育環境を強いられている現実は何も変わらない。ヒラリー・クリントンが来日を優先したからオバマ新政権は日米同盟を重視している、云々と報道しているヤマトゥの大手マスコミは、こういう沖縄の日常的な米軍演習の被害には目をそむけるのだ。
沖縄島中部で女子中学生が米兵に性暴力を受けた事件から、もうすぐ一年が経つ。この事件もまた、日米安保条約と沖縄への米軍基地集中を背景に起こっている。それから目を逸らさせるために、「被害者の落ち度」論を煽り立てる人たちがいた。座談会で確信犯としてセカンドレイプを行い、『誇りある沖縄へ』という本にした小林よしのりや宮城能彦(沖縄大学教授)らはその典型だ。雨の中で抗議集会を開いた人たちを嘲笑し、反論できない立場にいる被害者とその家族に言いたい放題言って、さんざんいたぶっていた彼らは、そうすることで犯人の米兵を守り、米軍の演習と駐留を側面から支えていた。
『ゴーマニズム宣言SPECIAL沖縄論』には小林が辺野古の浜で「ヘリポート・ファック・ユー」とポーズをとっている写真が載っている。まったく白々しい限りだ。『沖縄論』が出てから3年半余、小林や宮城が辺野古の新基地建設に反対して何か具体的に行動しただろうか。それこそポーズだけで、やっているのは反対運動に対するケチツケでしかない。
今でもこんなやって演習してるのに、飛行場までできたら大変なるさ。
昨日の話し合いに参加していた辺野古のお年寄りの言葉だ。実際、V字型滑走路をもつ新基地ができれば、辺野古の集落は陸も海も空も米軍基地に囲まれてしまう。その様子を想像しただけで暗澹たる気持ちになる。同じ名護市でも、西側は桜祭りや日本ハムのキャンプで賑わっているのに、東側は基地問題が続いている。そういう現状への反発を含めて、新基地建設問題に振りまわされてきたこの10年余への不満、怒り、やりきれなさ、疲れ、あきらめなどが渦巻いていて、今の辺野古で住民が声を上げるのは簡単なことではない。そういう中にあっても、粘り強く反対運動を続けている辺野古の人たちを孤立させてはならない。
「もともと彼はジャーナリストH氏の大フアンであり、H氏に近づいてきたわ。だが氏が全く相手にしなかった為、逆恨み的攻撃、難癖、イチャモン、邪魔ばかりを始めたわ。それでもやっぱりH氏は相手にしてくれない。吠えているだけ。かまって貰いたくてね。あなたも相手にしている時間なぞ無くっては?言ったところで「くだらない」の一言で終わるわ。小林は右翼に飼われた犬なのだからほっときなさい」と彼女は言った。
しかし、あれを読んで納得したり、それが事実かと思い込む若者が…と返答したかったが止めた。側近の彼女が、小林のことなんかより他の問題(H氏にとって)や、書きたいことが山ほどある彼に、私の想いを伝えるはずは無いだろうと思ったからだ。続く…
直接手紙を書いてもいいのだが、もう高齢である氏に今から沖縄を紐解くには遅すぎであり、時間が無いはずだ。失礼な言い方だが晩年は他から邪魔されず自由な時間を氏には過ごして貰いたい。
だから、私たち県民がもっと学習し、声をあげ…あげきれなくても、心開いて話せる者同士の中だけでも自分の主張に恐れることなく勇気を持つことがまず大事なのかなと感じる。
発言する自信と力を身につけたい。
宜野座村某所で仕事をしていた6・7年前。駐車場で聞いたパンパンパンという「渇いた音」。初めは気付かなかった。私の住む某町では基地とは殆ど無関係な町だ。南に出かければ低く飛行する戦闘機の爆音や、国道沿いのフェンスを見て基地の存在だけは十分認識しているつもりだ。だが認識というよりも見慣れただけに過ぎない。
人殺しの道具の音をこんなにもリアルに聞いたのはあれが初めてだった。これが「基地」なんだとこれまでと違った基地に対する意識が持てた瞬間だった。
以上
独立国家と在日米軍基地の存在も矛盾でしょう。日本はいまだアメリカの植民地です。
この矛盾を止揚するにはどうしたらいいか。
日米安保条約破棄。日米平和友好条約締結。
日本は政府機関として平和省を創設。
平和省国際貢献局は植林・農業指導・井戸掘り・地雷処理・難民支援・学校づくり・選挙監視・武装解除などを通じて。
平和省災害救助局は国内外の災害救助を通じて「感謝される国・日本」をアピールしよう。
在日米軍基地は返還させ、嘉手納基地は「国連緊急平和サービス(UNEPS)」の基地にしよう。
殺さない国家として国際社会を歩くべきだ。
ウィキを見てましたら、『誇りある・・・』の宮城能彦氏の欄があり、
そこに「日本を救うのは私かもしれない
」という氏のブログがリンクされていました。
早速見てみましたら、まあ大学教員の資質を十分に疑わせる内容。
呆れたもんです、こういう方が「教授」というのは。
すでにご存知かもしれませんが、一応ご報告しておきます。