11日午後から菅直人総理大臣の所信表明演説が行われた。普天間基地問題と沖縄に関する所信は最後に語られた。内容は以下の通り。
沖縄には米軍基地が集中し、沖縄の方々に大きな負担を引き受けていただいております。普天間基地の移設・返還と、一部海兵隊のグアム移転は、なんとしても実現しなければなりません。普天間基地移設問題では、先月末の日米合意を踏まえつつ、同時に、閣議決定でも強調されたように、沖縄の負 . . . 本文を読む
10日から名護市議会6月定例会が始まった。野党が「辺野古移設条件付き容認」決議を提案しようとしている動きに対して、傍聴席には稲嶺市長を支持する市民が椅子に座れないほど集まった。テレビカメラが並び、メディアの取材も多かったが、結局、野党は決議を提案しないで1日目を終えた。
決議を止めさせるために野党議員へのはたらきかけも活発に行われたようだが、9月の市議会選挙に再選を目ざして立候補する予定の議員 . . . 本文を読む
8日に菅内閣が発足した。ヤマトゥの大手メディアでは小沢対反小沢という構図での報道が目立つが、沖縄では普天間基地問題に臨む新内閣の姿勢に注目が集まる。しかし、前政権で「県内移設」を進め、2プラス2で共同声明を出した岡田外相や北沢防衛相の留任、島袋前市長ら新基地推進派を東京に呼んで会談を持ち、名護市民の分断を画策している前原国交・沖縄担当相の留任があらかじめ報じられていた。菅総理大臣も、辺野古「移設 . . . 本文を読む
5月13日付沖縄タイムスに、大本営陸軍部が1945年4月25日に刊行した冊子「国民抗戦必携」を林博史関東学院大学教授が米国立公文書館で確認した、という記事が載っている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-13_6437/
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-13_6450/
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5月29日(土)、30日(日)にキャンプ・シュワブ・フェストが開かれた。
普段、辺野古の浜や道路沿いから金網越しに大規模な工事が進んでいるのを眺めているのだが、一般市民が基地内に入れる限られた機会なので中の様子を見に行った。
去年は正面ゲートから入ったのだが、今年は工事用車両の出入り口として新しく設けられたゲートが出入り口に指定されていた。入り口で運転免許証のチェック . . . 本文を読む
産経新聞電子版に5月29日付で以下の記事が載っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100529-00000076-san-pol
〈普天間移設問題では、当初、反米軍基地闘争を展開していた活動家や市民グループが反対闘争を激化し、世論を引っ張ってきた。4月25日に開かれた県民大会への参加は反米、反基地闘争を展開するグループがほとんど。一般の県民に . . . 本文を読む
2010年5月29日付沖縄タイムスの書評欄に掲載されたものです。
1995年6月、著者は17年の米国生活を終えて沖縄に戻る。そこで著者が目にしたのは、80年代から90年代前半にかけて、バブル経済や西銘保守県政、音楽、芸能、サブカルチャーでの沖縄ブームなどを経て、大きな変容を遂げた沖縄の風景だった。
17年の空白がもたらした沖縄との衝撃的な再会。〈七〇年代の身体が九〇年代という時空間に突然投 . . . 本文を読む