昭和44年2月発行の鳥海国定公園切手です。鳥海国定公園として指定されたのが1963年(昭和38年)7月24日だそうですからこの切手は結構後から発行されたものですね。図柄は面白味のないものですが、子供心に鳥海山と名がつけば身の回りに置いておきたかったようです。
当初集めたこの切手をはじめとする多くの切手は何冊かのストックブックに入れて取っておいたのですが現在は見当たりません。おそらく家を離れている間に捨てられたのでしょう。この切手は後日来信に貼ってあったものを取っておいたものです。どうやら蒐集癖はこのころからあったようです。
昭和四十年代、クラスの男どもは競って切手を集めていました。ストックブックに一杯収めてお互いに見せっこして自慢しあうのです。国内の切手で飽き足らず、海外の切手まで。シェラレオネなんて国があることも知りました。切手と言えば四角いものと思っていたのに、それは国の形にかたどられた切手でした。それに目打ちもなくこれも切手なのかなと思ったものでした。
それにしてもあの切手ブームはいったい何だったのでしょう。現在は過去の記念切手も未使用でもほぼ額面の金額で取引されているようです。見返り美人なんて高くて買えなかったですね。でも日本の記念切手ってみんなきれいです。
この切手は消印を見ると昭和55年。なんと四十年も前ですね、色も褪せずによく残っていたものです。
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