鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

鳥海山の地名、読み方

2020年09月12日 | 鳥海山
 先日、虫穴について質問状を各所に送付しましたがいずことも未だ回答ありません。そんなものほっとけ、と思われているかもしれません。いずれ回答が来たら公開します。
 今回は地名の読みについて、まずは下の地図、青で囲んだところをご覧ください。
 
 左から檜の沢、蛇石流、少し下に荒木沢、上に戻ってビヤ沢雪渓、白沢雪渓とあります。ヒノサワ、ジャセキリュウ、アラキサワ、ビヤサワ、シラサワと読みそうですが違います。蛇石流はまずおいて、檜の沢はヒノソ、荒木沢はアラキソ、ビヤ沢はビヤソ、白沢はシラソ、と読みます。
 どう読み発音しても通じるし、いいんでしょうけれどやはり地元に根差した名前で行きたいですよね。蛇石流はジャイシナガレです。ジャセキリュウと正しい音読みかもしれませんがここ重箱読みでジャイシナガレです。勝手に地名をつくる人は蛇石流沢、ジャセキリュウザワなどと表記しているようですがそれは歴史ある鳥海山に対して失礼というより無礼です。
 
 私が100%正しいとは言いませんが、地元の人からこの耳で聞いたものに基づいていますので信憑性はあると思いますよ。蛇石流をジャセキリュウと呼ぶ人は聞いたことがありませんし、檜の沢をヒノサワと呼ぶ人も聞いたことはありません。矢島口の御田をオダと読む人もこれはいけません。
 
 そうそう、古本の好きな人なら神田神保町、これをマチと読む人はいません。隣の小川町はチョウとは読まずマチとよみます。どう読んでもいいところもあるでしょうけれど、昔から決まっている読み方は変えてはいけません。

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