普段、僕が仕事の日で嫁さんが夜勤とかの場合
朝はまず子供達の弁当を作って学校へと送り出し
自分の朝食を終え、まどろみながらコーヒーを飲んでるくらいのタイミングで
洗濯機が洗濯を終えるんですよね
で
決まって午前8時過ぎくらいに二階のベランダへと洗濯物を持って上がり
晴れの日には外に干してから向かいの仕事場(店)に行くのですよ
まぁ黙々と洗濯物を干すんですけど
何せ道路沿いの立地ゆえ二階のベランダからは
学校へ登校する子供さんとか
仕事へ通勤される人とか
自転車の前後に子供を載せ、あくせく保育園へと急ぐママさんだとか
植え込みのゴミを拾う自治会長さんとかの様子を垣間見たりしながら洗濯物を干してるんですよね
もしかすると毎朝ベランダで洗濯物を干してる僕の姿も
それら日常の風景の一部と化しているのかもしれませんけど。
さてここからが本題
そんな繰り返される毎朝の日常の風景の中に
以前からとても気になる人が居るのです
もちろんその人の名前は存じ上げませんし
アチラも僕の事は知らないでしょうけど
何故か僕だけが一方的にその人の事が気になって仕方がないのです
その方は年齢でいうと中老くらいの男性で
少しミディアムに伸びた白髪に
『できるかな』のノッポさんのような形の帽子を被られて
背中には年中リュックを背負われております
雨が降りそうな日にはリュックにビニ傘をぶら下げるのがその方のマイスタイルのようです
で、その男性(=以後ノッポさん)は毎朝8時台に東の方から歩いてやって来ます
歩調は普通の人よりも早く
その足取りからは力強さが伝わってきます
最初に僕が気付いてしまったのは
昨年のとある暑い夏の朝の事でした
いつものようにベランダで洗濯物を干す僕
登校していく子供達
通勤していく大人達
保育園へ急ぐママさん
ゴミを拾う自治会長
何ら変わらない朝の風景だったはずのその朝
事件は起きました
(画像はイメージです)
西へと歩いてきたノッポさんの右手が
おもむろに僕の家の向かいの自販機の釣り銭受けに突っ込まれる瞬間を目撃してしまったのです
や
別に、釣り銭受けに手を突っ込む人の姿なんて
初めて見た訳ではありませんし驚きもしませんけどね
ところがだ
偶然見かけたのがその朝だったのですけども
それから何日か経った別の日の朝も
同じく僕が洗濯物を干してると東の方からやってきたノッポさんが
またしても向かいの自販機に手を突っ込みながら何事も無かったかのように西へと通り過ぎて行くんですよ
そしてまた次の日の朝も
そしてまたその次の日の朝も
…
ノッポさんて…
毎朝自販機に手を突っ込んでるのね
( *◯ω◯)
それからの僕は
毎朝洗濯物を干す度にノッポさんの挙動を観察するようになっちゃいまして(観察するなよ)
東の彼方からやって来るノッポさんの姿を見つけるや
靴下を洗濯バサミに鋏む素振りをしながら
心の中で『ホラ、ホラ、突っ込むぞぉ~。手ぇ~突っ込むぞぉ~』
(о´∀`о)
と期待し
『突っ込んだ~♪』
(о´∀`о)
…と
毎回、予想を裏切らぬノッポさんの挙動に次第に心を奪われていってしまったのであります
そうなってくるといつの間にか期待というよりも
意味合い的にはむしろ依存のようなものへと変わっていき
そこには毎朝洗濯物を干す度、釣り銭口に手を突っ込むノッポさんの姿を見なければ気持ちが収まらなくなった自分がいてました
(それ…病気デス)
季節は巡り
夏はやがて秋へと変わり
凍てつく冬の朝となっても
ノッポさんは毎回、靴下を干しながら凝視している僕の目線の先で釣り銭口に手を突っ込み続けてくれたのでありました
そう、そして今も
…
…
もうすぐ僕が初めてノッポさんの挙動に気がついた日から
2度目の暑い夏がやって来ます
そんな毎朝のルーティーンのような日常の光景なのでありますが
ふと不思議に思ったのが
登校する子供達も
通勤する大人達も
ゴミを拾う自治会長も
急ぐママ達も
誰もノッポさんの挙動に無反応なんですよね
( *◯ω◯)
や、普通でしたらね
『エ?何この人…』
Σ(゜ω゜ノ)ノ
とか
『変なオッサンおる…』
(;OдO)
くらいの反応だったり
リアクションだったりはするじゃないですか
ところがですよ!?
毎朝毎朝
ノッポさんが自販機に手を突っ込んでいようとも
まるで何事も無かったかのように
行き交う人達は皆、ノーリアクションなんですよ!?
( *◯ω◯)
大の大人が自販機に手を突っ込んでるんですよ!?
ビクッ
Σ(OωO )
くらいの反応あっても不思議じゃないと思うのですが
( *◯ω◯)
…
そんな風に思うようになって以降
ベランダ越しにノッポさんを観察して(だから観察するなって)いて気付いた事がありまして…
よく観てるとノッポさん、
自販機の前で1度も立ち止まらないんですよね
( *◯ω◯)
そう
東からやって来たノッポさんは自販機前で歩調すら変える事なく
顔は進行方向の西を向いたまま
まさに流れるような身のこなしで右手を釣り銭口に突っ込み
まるで何事も無かったかのように西へと歩き去る…
一連の動作には一切無駄な動きは含まれておりません
そうか
ノッポさんのあまりにものサリ気無い身のこなしに
その挙動に誰も気が付いて無かっただけなのではあるまいか!?
( *◯ω◯)
そう仮説を立ててみると全ての合点が行くのですよね…
( *◯ω◯)
それからの僕のノッポさん観察の焦点は
誰にも違和感すら与えない、ノッポさんのその芸術的な身のこなしのみに注がれる事となります
自販機に近づいて来ても変わらぬ歩幅と歩調
敵を一瞬で欺く芸術的とも言えるステップはまさにアルゼンチンの至宝リオネル・メッシのよう
そう
それからの僕は毎朝
ベランダ越しにノッポさんとメッシの姿を重ね合わせるようになったのです
僕の一方的な思い入れなんて知る吉もないノッシさん(コラコラ、名前変わってるぞ)ではありますが
今日まで
そしてこれからも
その華麗なステップで
ベランダ越しに僕を魅了し続けていってくれるに違いないでしょう
…
て
そんな美談(?)なんかで終わるのではなくて…
今になって僕が試してみたくてウズウズしてるのが
釣り銭口にバッティングセンターのコインを入れといて
ノッシさんの華麗なステップを崩してみたいって事なんですわ
┃電柱┃ω・`)
ヤリたい…
入ってるはずの無い釣り銭口にコインが入っていた場合の
歩調が止まるかもしれないノッシさんの変則ステップが観てみたい…
(ん?そこは強靭なフィジカルでカバーか!?)
(;´Д`)y─┛~~
釣り銭やと思ってたら実はバッティングセンターのコインやと判った時の
ノッシさんのリアクションが観てみたい…
(;´Д`)y─┛~~
めっちゃヤリたいなぁぁぁ…
(;´Д`)y─┛~~
(ブログが炎上するのでヤメときますけどね)
乙!
(;´Д`)y─┛~~
(何なんだコレ…)
朝はまず子供達の弁当を作って学校へと送り出し
自分の朝食を終え、まどろみながらコーヒーを飲んでるくらいのタイミングで
洗濯機が洗濯を終えるんですよね
で
決まって午前8時過ぎくらいに二階のベランダへと洗濯物を持って上がり
晴れの日には外に干してから向かいの仕事場(店)に行くのですよ
まぁ黙々と洗濯物を干すんですけど
何せ道路沿いの立地ゆえ二階のベランダからは
学校へ登校する子供さんとか
仕事へ通勤される人とか
自転車の前後に子供を載せ、あくせく保育園へと急ぐママさんだとか
植え込みのゴミを拾う自治会長さんとかの様子を垣間見たりしながら洗濯物を干してるんですよね
もしかすると毎朝ベランダで洗濯物を干してる僕の姿も
それら日常の風景の一部と化しているのかもしれませんけど。
さてここからが本題
そんな繰り返される毎朝の日常の風景の中に
以前からとても気になる人が居るのです
もちろんその人の名前は存じ上げませんし
アチラも僕の事は知らないでしょうけど
何故か僕だけが一方的にその人の事が気になって仕方がないのです
その方は年齢でいうと中老くらいの男性で
少しミディアムに伸びた白髪に
『できるかな』のノッポさんのような形の帽子を被られて
背中には年中リュックを背負われております
雨が降りそうな日にはリュックにビニ傘をぶら下げるのがその方のマイスタイルのようです
で、その男性(=以後ノッポさん)は毎朝8時台に東の方から歩いてやって来ます
歩調は普通の人よりも早く
その足取りからは力強さが伝わってきます
最初に僕が気付いてしまったのは
昨年のとある暑い夏の朝の事でした
いつものようにベランダで洗濯物を干す僕
登校していく子供達
通勤していく大人達
保育園へ急ぐママさん
ゴミを拾う自治会長
何ら変わらない朝の風景だったはずのその朝
事件は起きました
(画像はイメージです)
西へと歩いてきたノッポさんの右手が
おもむろに僕の家の向かいの自販機の釣り銭受けに突っ込まれる瞬間を目撃してしまったのです
や
別に、釣り銭受けに手を突っ込む人の姿なんて
初めて見た訳ではありませんし驚きもしませんけどね
ところがだ
偶然見かけたのがその朝だったのですけども
それから何日か経った別の日の朝も
同じく僕が洗濯物を干してると東の方からやってきたノッポさんが
またしても向かいの自販機に手を突っ込みながら何事も無かったかのように西へと通り過ぎて行くんですよ
そしてまた次の日の朝も
そしてまたその次の日の朝も
…
ノッポさんて…
毎朝自販機に手を突っ込んでるのね
( *◯ω◯)
それからの僕は
毎朝洗濯物を干す度にノッポさんの挙動を観察するようになっちゃいまして(観察するなよ)
東の彼方からやって来るノッポさんの姿を見つけるや
靴下を洗濯バサミに鋏む素振りをしながら
心の中で『ホラ、ホラ、突っ込むぞぉ~。手ぇ~突っ込むぞぉ~』
(о´∀`о)
と期待し
『突っ込んだ~♪』
(о´∀`о)
…と
毎回、予想を裏切らぬノッポさんの挙動に次第に心を奪われていってしまったのであります
そうなってくるといつの間にか期待というよりも
意味合い的にはむしろ依存のようなものへと変わっていき
そこには毎朝洗濯物を干す度、釣り銭口に手を突っ込むノッポさんの姿を見なければ気持ちが収まらなくなった自分がいてました
(それ…病気デス)
季節は巡り
夏はやがて秋へと変わり
凍てつく冬の朝となっても
ノッポさんは毎回、靴下を干しながら凝視している僕の目線の先で釣り銭口に手を突っ込み続けてくれたのでありました
そう、そして今も
…
…
もうすぐ僕が初めてノッポさんの挙動に気がついた日から
2度目の暑い夏がやって来ます
そんな毎朝のルーティーンのような日常の光景なのでありますが
ふと不思議に思ったのが
登校する子供達も
通勤する大人達も
ゴミを拾う自治会長も
急ぐママ達も
誰もノッポさんの挙動に無反応なんですよね
( *◯ω◯)
や、普通でしたらね
『エ?何この人…』
Σ(゜ω゜ノ)ノ
とか
『変なオッサンおる…』
(;OдO)
くらいの反応だったり
リアクションだったりはするじゃないですか
ところがですよ!?
毎朝毎朝
ノッポさんが自販機に手を突っ込んでいようとも
まるで何事も無かったかのように
行き交う人達は皆、ノーリアクションなんですよ!?
( *◯ω◯)
大の大人が自販機に手を突っ込んでるんですよ!?
ビクッ
Σ(OωO )
くらいの反応あっても不思議じゃないと思うのですが
( *◯ω◯)
…
そんな風に思うようになって以降
ベランダ越しにノッポさんを観察して(だから観察するなって)いて気付いた事がありまして…
よく観てるとノッポさん、
自販機の前で1度も立ち止まらないんですよね
( *◯ω◯)
そう
東からやって来たノッポさんは自販機前で歩調すら変える事なく
顔は進行方向の西を向いたまま
まさに流れるような身のこなしで右手を釣り銭口に突っ込み
まるで何事も無かったかのように西へと歩き去る…
一連の動作には一切無駄な動きは含まれておりません
そうか
ノッポさんのあまりにものサリ気無い身のこなしに
その挙動に誰も気が付いて無かっただけなのではあるまいか!?
( *◯ω◯)
そう仮説を立ててみると全ての合点が行くのですよね…
( *◯ω◯)
それからの僕のノッポさん観察の焦点は
誰にも違和感すら与えない、ノッポさんのその芸術的な身のこなしのみに注がれる事となります
自販機に近づいて来ても変わらぬ歩幅と歩調
敵を一瞬で欺く芸術的とも言えるステップはまさにアルゼンチンの至宝リオネル・メッシのよう
そう
それからの僕は毎朝
ベランダ越しにノッポさんとメッシの姿を重ね合わせるようになったのです
僕の一方的な思い入れなんて知る吉もないノッシさん(コラコラ、名前変わってるぞ)ではありますが
今日まで
そしてこれからも
その華麗なステップで
ベランダ越しに僕を魅了し続けていってくれるに違いないでしょう
…
て
そんな美談(?)なんかで終わるのではなくて…
今になって僕が試してみたくてウズウズしてるのが
釣り銭口にバッティングセンターのコインを入れといて
ノッシさんの華麗なステップを崩してみたいって事なんですわ
┃電柱┃ω・`)
ヤリたい…
入ってるはずの無い釣り銭口にコインが入っていた場合の
歩調が止まるかもしれないノッシさんの変則ステップが観てみたい…
(ん?そこは強靭なフィジカルでカバーか!?)
(;´Д`)y─┛~~
釣り銭やと思ってたら実はバッティングセンターのコインやと判った時の
ノッシさんのリアクションが観てみたい…
(;´Д`)y─┛~~
めっちゃヤリたいなぁぁぁ…
(;´Д`)y─┛~~
(ブログが炎上するのでヤメときますけどね)
乙!
(;´Д`)y─┛~~
(何なんだコレ…)