理想国家日本の条件 さんより転載です。
なされるがままに ・・・ 慰安婦問題
脱・洗脳史講座 2
http://home.att.ne.jp/blue/gendai-shi/
抜粋
こうした国内事情が海外の論調に及ばなかったとしたらむしろ不思議でしょう。
戦後60年余りも経た2007年6~7月、アメリカ下院外交委員会および 同下院本会議 で採択された
「慰安婦」 に関する「対日非難決議案」は、このことをはっきりと証明しているはずです。
同決議案によれば、〈 慰安婦制度は日本政府による軍用の強制的な売春で、
20世紀最大の人身売買の一つ 〉と断じ、日本政府に「公式謝罪」 を求めてきました。
また、カナダ下院本会議でも、「公式かつ誠意ある謝罪」を求めた決議案が、
またオランダ下院の本会議でも、元慰安婦に対する「謝罪と補償」を求めた決議案が採択されました。
韓国は慰安婦問題は日韓両国のレベルを越えた「人類の普遍的な価値」
(2012年8月、李 明博・韓国大統領) の問題だとして、国連、アメリカに重点を置き、
日本に「謝罪と補償」を求めて攻勢を強めています。
ソウルには慰安婦記念館を建て(左上写真)、2012年10月、ニューヨークのタイムズ・スクウェアで
韓国の民間団体が出した「DO YOU REMEMBER?」 の広告では、アメリカ人に直接訴えたのでした。
そして、2013年7月末、ロサンゼルス近郊のグレンデール市(カリフォルニア州) に「少女の慰安婦像」を
建て、さらに米国内20ヵ所に同様の像を建てるよう、「民間団体」が活動中と報じられています。
こうした動きがまた功を奏し、日本に「謝罪と補償」を求める動きが、いつヨーロッパ諸国や他の国々に
広がっても不思議ではありません。日本軍の「悪 行」が非道であればあるほど、欧米など
白人主導国家にとって、決して悪い話ではないのですから。慰安婦像の脇の金属板には、
次のように説明されています。
In memory of more than 200,000 Asian and Dutch womenwho were removed from thire homes in Korea,China,Taiwan,Japan,the Philippines,Thailand,Vietnam,Malaysia,East Timor and Indonesia,to be coerced into sexual slavery by the imperial Armed Forces of Japanbetween 1923 and 1945.
日本軍はアジアなどから20万人以上の女性を連れ去り、性奴隷として扱ったとしたこの説明、
この根拠を尋ねれば、日本のメディア、学者、弁護士などの「有識者」が発信元なのです。
このことを、どうぞ刻み込んでいただければと思います。
・ 朝日の報道責任は重大
慰安婦強制連行の大本をたどれば、ひとえに「朝日新聞」 の捏造ともいうべき事実をねじ曲げた報道にあり、
さらに誤りを認めないどころか、依然として強弁をつづけているところに行き着きます。
こう書くと、朝日読者の多くは信じないどころか、永年読みつづけてきた「良心的な新聞」 に対する
誹謗中傷だと、逆にさえ考えてしまうのでしょう。朝日信者にかぎる話ではないのでしょうが、
信者とはまったくありがたい存在です。
画像は月刊誌「WILL} (2012年11月号 ) に掲載された本郷 美則 の
〈 「従軍慰安婦」を捏造した朝日植村隆記者への公開質問状 〉 と題した論考です。
かなり刺激的な題名ですが、これだけからも、植村 隆 という朝日新聞記者が、「従軍慰安婦」(そのもの) を
捏造した記事を書いたらしいこと、それを名指したうえ、公開の場で質問をぶつけていることが分かります。
一体、植村 隆という記者は何をどう捏造したというのでしょうか。具体的なことは ( ⇒ こちら ) をご覧ください。
執筆者の本郷 美則は1934( 昭和9 )年生まれの朝日記者OBで、社長秘書役、研修所長まで
務めたのですから、生粋の朝日人といってよいでしょう。
その本郷がよほど腹に据えかねたと見えて、この論文を公表しました。
その内容は事実に即したもので、決して大向こうを狙ったものではありません。
また、多数の慰安婦強制連行を告白した吉田 清治 を終始、勇気ある良心的人物として、
さんざん朝日は紙面で持ちあげたために、国内はもちろん、国連をはじめ国際的にも
この人物に決定的な影響力を持たせてしまいました。
ところが、吉田の話がまったくの「虚 偽 証 言」 だったと判明したにもかかわらず、
それまでの「ヨイショ」記事を連発してきたことを忘れたかのように、誤りを訂正するでもなく、
朝日はダンマリを決め込んでいます。
そして相変わらず、国民に向かって説教を垂れます。
それをまた、ありがたいことに朝日読者の多くはうなずいては賛意を示すのです。
朝日報道によって、虚偽がはびこり、どれだけ国益が損なわれたか、計りようもありません。
でも、朝日は涼しい顔をしています。
本郷や多くの研究者が指摘する慰安婦問題の根源を、「朝日読者」 のどれほどが知り、
かくまで貶(おとし)められた国家と傷ついたわれわれ国民の名誉をどう考えているのか、
ぜひ教えてもらいたいところです。
もちろん、裏づけ調査をろくにしないまま、「慰安婦強制連行」を事実上、認めてしまった「河 野 談 話 」
( ⇒ こ ち ら) の責任も追及されなければなりません。
事実関係がハッキリしているにもかかわらず、日本政府の「静観の構え」とやらで、アメリカに
抗議一つしようとはしませんでした。その後も状況は悪化しつづけているにもかかわらず、
煮え切らない政府。
国家が日本の名誉を守らずに、一体、誰が守るというのでしょう。
日本人は何を重要と考え、何を守るべきと考えているのかが問われているに違いありません。
慰安婦問題にかぎらず、「南京大虐殺」 など一連の歴史問題は
情報戦、宣伝戦という国益をかけた戦いであり、しかも仕かけられた戦いという認識が、
政府同様、国民も希薄なのでしょう。
6 またも大ウソが史実になる日・・・ ぞくぞくと人骨展示館
(1)「歴史問題を永遠に話せ」
政府、国民の関心の希薄さと裏腹に、中国は歴史問題で攻勢を強めつづけるに違いありません。
江 沢民・元国家主席は1989年8月、海外の駐在大使などを集めた会議で、日本に対し
〈 歴史問題を終始強調し、永遠に話していかなくてはならない 〉
と指示していたことが明らかになりました。
また、「日本軍国主義者は非常に残忍だった。中国人の死傷者は3500万人に達した。
戦後、日本の軍国主義は清算されていない。軍国主義思想で頭の中で満たされている者が
存在する」などの認識も示しています。
こうした指示どおり、歴史問題を通した日本非難が続いてきました。一方では、中国は航空母艦を
はじめとする海軍力、核兵器、ミサイルなどの軍備を増強しています。片手に「軍事力」、片手に
「歴史認識」 の2本立てで日本を窮地に追い込み、アジア地域の覇権獲得に狙いを定めているのでしょう。
(2) 増強、増設される「抗日戦争記念館」
北京市郊外の「中国人民抗日戦争紀念館」はすでに増強され、「南京事件」70周年にあたる
2007年12月、敷地面積を3倍にして再オープンした「南京大虐殺紀念館」。
200ヵ所以上もあるといわれるこのような「抗日戦争記念館」(写真右) の中身が、ことごとく
日本軍の残虐ぶりを強調したものであり、残虐行為の強調こそが、中国人民の「愛国教育」という名の
「反日教育」に、また中国を訪れた外国人の「反日感情」の醸成に、効果のある宣伝方法と中国が
認識しているからにほかなりません。
もちろん、外国人の中には日本人も含まれ、修学旅行で「南京大虐殺紀念館」等を訪れる
高校生らは大きなショックをうけ、「日本人であることが恥ずかしい」 との感想を持つに至ります。
このショックは一生涯つづくはずですから、抜群の効果に違いありません。
中国は「南京大虐殺記念館」を「世界遺産」 に登録されるよう働きかけるなど、日本軍が史上類を
見ない残虐な軍隊であったこと、いかに中国人民が惨禍をこうむってきたかを、とくに 米・欧諸国など
英語圏に狙いを定めた宣伝 に一層、力を注ぐはずです。
現に、上記アメリカ下院における慰安婦に関する「対日非難決議案」の採択は突如として起こった
ことではなく、在米の中国系反日団体 による米議員への資金援助など、息の長い活動があってのことです。
こう書くと、勘のよい読者は変に思ったかもしれません。慰安婦を問題化しているのは主に韓国
なのだから、非難決議の推進母体は「韓国系反日団体」の間違いではないかということです。
ですが、間違いではありません。主要な活動はむしろ「中国系反日団体」によってなのです。
また、アメリカで南京虐殺関連の映画多数が作られるのも同じ流れですし、南京にかぎらず、
今後「バターン死の行進」「731部隊」 などを材料に、反日活動の継続、活発化は予想できることです。
そしてこれら反日団体の背後に中国政府があることは、公然の秘密といってよいでしょう。
また、主だった国から歴史、社会科教師を、また外国の報道人を招いて、南京大虐殺記念館を見学
させるなどして宣伝につとめ、日本が依然として、「反省も謝罪も補償もろくにしない非道徳国家」
であることを強調し、その認識を広めることによって、日本にダメージを与えるなどは、
少し考えれば誰にでも思いつきそうなことです。
日本を押さえ込むのに、こんな安上がりの手段はないでしょう。コスト・パフォーマンスが
抜群に高いはずです。
すでに、カナダにその例が見られますし、「南京事件」75周年にあたる2012年12月、
トロント市議会が全会一致をもって「南京大虐殺について、カナダ国民が関心を高めるように
市長が役割を果たすべし 」 とした決議案が採択されたとの報道がありました。
こうした反日宣伝は過去の話ではなく、現在も進行中のこと。しかも、国家の明白な意図があっての
ことですから、日本にとって終りの見えない由々しき問題になっているのです。
このような状況下にあってもなお、窮地を脱出するこれといった戦略が日本政府にあるようには
思えず、ただ「友好第一」を唱えるだけで、「大人の対応」 とばかりに右顧左眄(うこさべん)し、
その場しのぎから一歩もわれわれは踏み出させないのです。
(3) 東洋のアウシュビッツ 「万人坑」 ・・・ 慰安婦問題の二の舞は必至か
いま、「万人坑」といっても、なんのことか知らない日本人が大部分でしょう。
Google の検索では200万件弱がヒットし、「南京大虐殺」のヒット数、200万件強とほぼ
同じ数なのですが。本多 勝一 ・元朝日記者の説明によれば、万人坑(まんにんこう)とは、日本人が
経営した主に満州(現在の中国東北部)の鉱山や工事現場で、現地労働者を酷使し、使いものに
ならなくなれば生きながらも捨てた「ヒト捨て場」 とのことです。
もちろん死に追いやられた労働者は、日本軍により強制連行されたというのです。
しかもその数は100万人単位。となれば、大問題にならないわけがありません。
ですが、日本人の反応の鈍いこと、おそらく大騒ぎになるころには、手遅れなのでしょう。
当時の日本人がまったく知らなかったこの「ヒト捨て場」を最初に報じたのは朝日新聞でした。
発掘されたという万人坑は文字どおり死屍累々、人骨の山。となれば、ソレッとばかりに毎日新聞など
他のメディアが追随するのはいわば定例のコース。
しかも民間人の所業とあって、日本人は軍ばかりか民間人も残虐非道な行為を働いたとして、
日本のメディア、学者らは過去を糾弾する格好の材料とばかりに取り扱ったのでした。
ですから、わが国の高校用の歴史教科書にも掲載されます。
下の3枚の写真をご覧ください。
このうちの2枚が「ヒト捨て場」なのですが、どれも同じように見えませんか。
おそらく欧米人にとっても同じでしょうし、この「ヒト捨て場」を見て「アウシュビッツ」を連想するだろうと思います。
現に、「東洋のアウシュビッツ」 と呼ぶ向きもあったことですし。
左側の写真が山西省・大同炭鉱の「ヒト捨て場」(=万人坑)、右端の写真が南満鉱業の「ヒト捨て場」、
中央がダッハウ・ユダヤ人強制収容所の遺体です。大同炭鉱の犠牲者は15万5千人、万人坑は20ヵ所。
南満鉱業の方は犠牲者5万7千人で3ヵ所、右端の写真はその1つで虎石溝万人坑と称し、この1ヵ所だけで
犠牲者1万7000人 が埋められているといいます。
また、最大の犠牲者を出したとされたのは満州最大の炭鉱・撫順炭鉱 (ぶじゅん たんこう) で、
万人坑の数は25ヵ所から30ヵ所あり、犠牲者は実に30万人 にのぼったと中国は主張します。
つまり、1ヵ所の万人坑には1万人程度の遺体が埋められていた計算になります。
まさに万人坑です。
となれば、撫順炭鉱だけで30万人の犠牲者ですから、「南京大虐殺」の「犠牲者30万人以上」 に
匹敵する勘定です。
ですけど、ほとんどの日本人は知りません(左写真は南京大虐殺記念館館内の展示)。
1990年、私の調査を通した反論などにより、その後、メディアが取り上げることもなくなり、
教科書からも記述が消えたためと思われます。もっとも、「万人坑はデッチ上げ」 とした私の調査結果を
とりあげた報道機関は産経新聞だけでした。
逆に、万人坑は事実であり、いかに民間人も軍同様に極悪非道なことをしていたとする調査結果なら、
メディアは競って取り上げたであろうことは容易に想像できます。
これで終止符を打てたのならいいのですが、まずそうはなりません。
むしろ、問題化するのはこれからと思います。
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