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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

「場」の力

2013-04-04 | 日記
かなり前のことだが、ある田舎町であった「婚活」には、バス2台で移動するぐらいの数の若者たちが集まったそうだが、その時の成約率の低さを知った時には思わず軽いショック!を受けた。

自分が参加したわけでもないのに気にかかったのは、せっかくのそれだけの人数(60人ぐらい?)が集まりながら、その「ミスマッチ」がほんとうにもったいないことだと思ったからである。
ちなみに私は結婚を必ずしも「万能」と思っているわけでなく、ただ単純に、せっかくのたくさんの「希望者」がその場に集まりながら、そのロスが「惜しい」!と感じたのだ。
(その世話役の人たちもさぞ残念だったことだろう!)
けだし、そんなに多くの若者たちが集まったのも、もしかしたらその「場」の力もあったかもしれない。


ところで、前にもどこかに書いた話だが、若い頃私は2年間ぐらい、仲間と一緒に小さなフリースペースを開いていたことがある。
そこでは、ほんの何人かだけの小さな教室や、ほんとうにささやかなイベントをしたりしたが、その2年の間に何と4組ものカップル♡ が生まれた。

全部で10人ぐらいのメンバーの中からだから、これは相当のカップル率と言えるかもしれない。
それは(その頃すでに既婚者で子どももいた私にとっては)全く予想外のことだったが、それから30年以上が経ち、(そこで出逢って結婚したその4組のうちの1組は残念ながらその後離婚したが)3組は今も仲良しの夫婦で、今ではその子どもたちも結婚し、中にはもう孫までいる人たちも、、。

どうしてそんなにうまくいったのだろう?と振り返ってみると、当時には気付けてなかった謎が解けた。

(特に私が仲を取り持ったということでは全く無く)ほんとに何一つお世話するどころか、むしろ私の方が彼らに助けられたりしながら、そんなふうに交際していることにすら気付いていなかったので、ほんとに「男女の仲というのはわからないものだなぁ~」と、その頃には本当に驚いたものだった。

けれども今ならよくわかる。
それは「場」の力だったのだと。

と、言ってそこが特に素敵な空間だったとか、おしゃれな場所だったとか、というわけでは決して無い。
が、その「磁力」というか、そのように働く「何か」(要因)がそこにはきっとあったと思うのだ。


それは例えば、そのスペースがあった場所が元は「スナック」であったり、またもっと昔も(おそらく江戸時代も)そのような交際や交流の場の中心になっていたところ(たぶん「郭」のような?)だったからではないだろうか?

もしもそれがネガティブに働くとドロドロした関係性になってしまう場合もあるかもしれないが、幸いそこでは(そのスペースでは)たまたま、さわやかな催しや知的なイベントが多かったので、そのような好い結果を招いたのかもしれない。


「風水」という程のものではなく、ただそこにずっと残っていたそのような「残置エネルギー」!?の働きがあったのではと思う。
(もちろんそれだけでは無く、その他の要因ももしかしたらあったかもしれないが)

そういうわけで、畏るべし!「場」の力。
その力を上手に活用していければ、ほんとにそこは誰にとっても素晴らしい場になるに違いない。


そういう不思議な場所であったそのスペースも、あっけなく2年だけで閉じることになったのは、さらに強力で魅力的な「場」の力を持った新しい店がすぐ近くに出来、お客様や仲間が一斉にそちらに移って行ったこともその一因だった気がする。

当時はそういうことには気付かず、これは「今にしてようやくわかったこと」である。
年を重ねるっていいな♪と思うのは、こういう時である。

自分の経験してきたことの意味が、こんなふうにして「ある日ふとわかる」のは、ほんとうに何ものにも代えられないぐらい面白い。

そしてこの「場」(ブログ)も、読者にとってほんの少しでも役立つ、気付きの「場」になることを、心から願っている。


最後まで読んでいただき感謝☆ です。




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