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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

『悟りのプロセス』

2013-04-03 | 本の紹介
『悟りのプロセス』(成瀬雅春著/BABジャパン)という、「瞑想」に関する本を読みました。

著者は成瀬雅春さんで、皆様もたぶんよくご存知のあの「空中浮遊」で有名な方ですが、どちらかと言えばちょっと怪しい?オカルト系か、オウムのような宗教っぽい感じがして、私は何となく敬遠していました。

けれども、この本を読んでそれまでの印象が少し変化しました。

「悟っていく過程で人はどんなふうに変化していくのだろう」とか、例えば「どういうような現象があればそれはどのような段階であり、その意味はどういうことなのか」といったことを、私は知りたくて読んだのですが、この本は私の考えていたそのようなこととはまたちょっと違った内容でした。

意外なぐらいにきちんとした真面目な文面で、しかもこの手の本としては画期的なぐらいに解り易く、ひとつずつ丁寧な説明があり、図やイラストもたくさん掲載されていて、この中のどれか一つでも実践するとしたら、かなりの効果があるのでは?と感じました。

全体に淡々としていて、どの項目もさらりと書かれているようで、実はちゃんとした実践や著者の長年の体験に基づいていてとても奥は深いのですが、そのあっさりとした感じが読んでいてとても好もしかったです。

私も含めてこれから瞑想をやってみたいと思っている初心者にとても良い入門書であり、また教える側にとってもかなり役立つテキスト(手引書)になるのではないかと思いました。


詳細は直接本を読んでいただくとして、例えば今すぐ具体的に役立つ「視力UPの方法」について、下記に抜粋してお伝えします。
……………………………………………………………………

第4章 確かな集中法(103~106ページ) より
5. 焦点を合わせる集中 ー 視力もアップ

日常生活では、漠然と景色を見ていることが多いののですが、その習慣が視力減退の要因になっているのです。歩かなければ足が弱くなるのと同じように、焦点を合わせなければ焦点能力は落ちて視力は弱くなるのです。

たとえば、駅のホームでの待ち時間で広告看板を見たら、その中の一つの文字や数字だけを見るようにします。看板全体を見てはだめなのです。一つの文字に焦点が合ったら、すぐに違う看板に目を移してその中の一つの文字に焦点を合わせるようにします。
普段からそういう習慣を身につけていると視力が落ちることはなくなり、むしろ視力が上がります。

その習慣は単に視力を上げるというだけではなく、集中力の強化になるのです。
常日頃の注意力が強化されるので、仕事上でもミスや失敗が減ることになります。
さらに積極的に視力トレーニングをすれば、もっと集中力、注意力、判断力などが強化されます。

視力トレーニングの基本は、二ケ所交互に焦点を合わせ、そのスピードを早くすることです。

まずは目の前に親指を2本重ねて立てて、交互に焦点を合わせるようにします。遠く、近く、遠く、近くという具合にして、焦点移動のスピードを徐々に早くしていきます。近視の人は遠くの指が焦点の合う距離にして、近くは顔との中間地点に置くようにします。

また、1.2以上の視力の人は、遠くを景色のどこか一つの文字などにして、顔との間に片手の親指が入るようにして、その二つのポイントで交互に集中するようにします。
視力を上げるつもりならば、遠く近くを1回として、20回1セットで1日2回以上やってください。

現在の視力を落とさないようにするには、日常生活の中で景色の一点に焦点を合わせる習慣をつけるだけで十分です。


もう一つ、焦点を合わせる練習を紹介します。
両手の人差し指を立てて、肩幅ぐらいにして腕を伸ばします。
右手の人差し指に焦点を合わせたら、左手の人差し指に焦点を合わせるのを1回として、1分間それを続けます。1分間はキッチンタイマーなどを使うと便利です。

1分間で何回できるかをチェックしますが、急ぐあまり集中をおろそかにしてはダメです。
確実に指に焦点を合わせてから反対の指に焦点を合わせます。
その間左右に首が動かないように注意してください。
顔はあくまでも正面に向けておきます。

右左で1回として、1秒ぐらいのペースなら60回となり、1秒に2回ペースなら120回になります。
正確に練習を続けて、徐々に回数が増えるようにしましょう。

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以上、抜粋終わり。

実際にはこの説明に加えてさらによくわかるようなイラストが添えられています。

最近私も視力の衰えを感じていたところでしたので、試してみるのが楽しみです♪


また、このような練習の他にも、この本には段階を追ってさまざまな実践方法が満載です。

例えば「意識」の拡大の仕方とか、「イメージ」することと「意識」することとの違いなど、これまであまり深く考えたことがなかったり、自分の中であいまいだったことについても、この本にははっきりと書かれていて大変参考になりました。

何より気付かされたことは、例えば偶然の出来事などで急に悟って?いきなり「教祖」になったりする人がいますが、それは全く「悟り」の「第1段階」に過ぎないのだそうです。

「真の悟り」の最終段階に到る過程は、逆に「教祖には絶対にならない」方向性のようです。

しかもそのような「悟り」は「何度でも再現可能なレベル」まで(ほんとうに科学的に!?)達するものなのだと知って、とても驚きました。
それがどのようなものなのかを言葉で説明することは難しく、またそのような「最終段階の悟り」にまで到った人は「黙して語らず」になるそうですが、、。
著者が実際に出逢ったそのようなヨギの話も載っていて、興味は尽きません。


このような良い本を出してくださった著者と出版社に心から感謝です。





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