昨夜は何年かぶりにMステを見たものだから(サザンが出てたので)、寝るのがいつもより遅くなってしまいました。テレビって本当に時間泥棒だな。
寝る前、台所のスリッパの向きを揃えて、そのまま足を一歩踏み出したら、何かが動いたのが目に飛び込んだのと足の指先の裏に何かを踏んだ感触が!キャッ!もしかしてG!!??
踏んだと思った瞬間足を上げたとき、その動いたものの正体がわかりました。小さな4センチほどのヤモリでした。あ~、よかった。生きていて。そしてGじゃなくて。
このヤモリ、少し前にも見かけたんです。小さいので家の中に入ってきたのでしょう。もっと大きいのもほぼ毎晩台所の窓に張り付いて、ごはん(小さな虫)が来るのを待っています。
ガラス越しの白いお腹や指先の丸い吸盤がかわいいんですよね。
ペットとして飼おうという気はないけれど、爬虫類とか両生類とか結構好きなんです。魚だけどトビハゼなんかも好き。
相方と結婚してこの家に来た当初から、相方の飼っている鳩はもちろん、犬もずっといました。インコもいたし、リスがいたときも、ハムスターがいたときもあったっけ。
リスは買ってきたその日、入れてきた段ボール箱から抜け出して車のエンジンルームに入ってしまい、暑い中相方が車で窓を閉め切って粘った末に出てきたリスを捕まえたことも、
籠から脱走して屋根裏へ行ってしまい、ネズミ捕りの粘着テープにくっついて剝がした跡が赤裸状態だったりと、エピソード満載。
相方が仕事中、どこからか脱走した桜文鳥を保護して、そのまま飼っていたこともあったなぁ。
今は鳩以外の生き物は家で飼っていません。そのことを少し寂しく思うこともあります。
特に犬や小鳥など、今でも飼いたい気持ちは充分ありますが、その反面、先日のようにふたりしてコロナに感染して世話が出来なくなったら・・・などと思ってしまいます。
庭にやってくる鳥たちや先述のヤモリなど、そうした自然の生き物を眺めて観察して楽しむ程度にしておいたほうが今の自分には合っているのかもしれません。
自然の生き物観察、と言えば、毎日朝からやかましく鳴いているセミ。
台所の窓から見える場所、スモモの木のすぐ近くに、今は何の役にも立っていない角材が立っています。元は何に使っていたのか全く覚えていません。
その角材に、去年も今年も、セミがとまっているのを見かけました。
当然樹液を吸っているわけではなくて、よくよく見ていると、お尻のほうを角材にくっつけたり離したりしています。
もしかして、産卵?
こんな角材に卵なんて産むのだろうか、とそこでふと気づく。セミの卵って、見たことない。
そこで検索してみると、生きた木ではなく朽木などに産卵することがわかりました。なるほどね、なら角材に産んでもおかしくない。
しかも産んでその年のうちに卵から孵るのではなく、翌年になってからなんだそう。なんてまあごゆっくりな。
卵から孵ったあと、地面に降りて地中の生活に入るらしいけれど、その地中にいる期間もどうやらいろいろらしい。7年セミなんていうのもいますが、2、3年くらいのものもあるとか。
なにしろ地中で育つので生態がよくわかっていない部分が多いみたいですね。
孵ったばかりの幼虫の写真もありましたが、まるでダニみたいな白っぽい小さな姿。よく写したもんだなと思います。
我が家の庭には今年もたくさんのセミの抜け穴が開いています。そういえば畑の家では見たことがありません。きっと草の根っこだらけで、幼虫が出てくるときに大変だからなんじゃ
ないかなと想像しています。
そういえばこの前畑へ行ったとき、ヒグラシの声も聞こえたけれど、ツクツクボウシの声もした、と耳のいい相方が言っていました。ツクツクボウシが鳴き始めると、夏も後半。
そのうちコオロギたちの声も聞こえてくるはず。自宅周辺ではたいていお盆の頃から聞こえ始めます。まだまだ暑さ厳しいですが、そういうところに季節の移ろいを感じますね。