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昨日は、いつものように訪問リハビリスタッフ来宅の日であった。
この日の妻は、夜よく寝ていたけど朝食を終え、トイレも済まし暖かい部屋にて来宅を待っている間にうたた寝していた。
スタッフがやって来られる前に覚醒してほしいけど、声がけしても目が明かない。
スタッフ到着後、基礎体温などのチェックの間も目が覚めない。
基本運動中も、しばらくしてスタッフの方がスマホから美空ひばりの歌を流してくれた。
すると、やっと目覚めてくれた。
やれやれ・・・。
本当にひばりの歌が好きだったから、やはり反応してくれたらしい。
何とか、リハビリも終わって、「また来週ね」と別れた。
その後は目覚めており、何やら声を出している。
ちょっと、意味が分からないけど、こちらは「そうだね」と頷いていた。
お昼前のこと、LINEメッセージが入って来た。
関西の友人・K君からだった。
「島雀会」の仲良しメンバーの一人、N君訃報の知らせだった。
突然のことである。
実に悲しい知らせであった。
48年前の学生時代。
同じ部活にて仲良くしていた。
その後、4回生の頃K君と当方らが卒業実験をしていると、ちょこちょこと実験室にやって来て雑談をしていたものである。
実験の待ち時間の合間、抜け出して遊んでいたことも想い出される。
大学卒業後、K君が幹事をしながら7人のメンバーで「島雀会」と命名し、毎年のようにどこかに集合し麻雀などもしながら、仲良くしていたものである。
その後、結婚し妻を伴って集まるようにもなっていた。
妻同士が仲良くなって、毎年のように西日本のどこかに集合して旧交を温めていた。
当方の妻の認知症発症、鬼籍に入ったN君の奥さんも認知症を発症・・・。
コロナ禍などで集まることが疎遠となっていた。
一昨秋、男同氏が集合し母校のある当地にて、「島雀会」が開催された。
当方は、妻の介護で出向くことが出来なかったが、翌日の帰り際に我が家にやって来て、久々に懐かしい顔ぶれに出会うこともできた。
その時の笑顔がN君との最後となったものである。
奥さんが施設に入っているためか、どこかちょっと、寂しそうな顔をしていたことが思い起こされる。
昨秋、彼も認知症が出ているとの知らせを受けていたが、病があったとは残念である。
仲良くしていた学生時代の友が逝ってしまうこと、実に悲しいことである。
LINEの知らせを見ながら、走馬灯の如く昔の想い出が思い起こされてきた。(夫)
(昨年よりもちょっと遅い山茶花)
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