紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

夜に忍び込むもの

2006-12-24 22:55:38 | 季節
 今年はイブらしいことは何一つしなかった。

 ケーキも買わず「豪華なチキン」も食べず(いつもの手羽元フライドチキンは揚げたてを食べたけれど)、それ以前に何の飾り付けもせず、ツリーも出していない。素通りのクリスマスである。

 御馳走に関しては、1週間前H氏の誕生日を「手づくり握り寿司大会」で祝ったので、不満は出ない。ケーキに関しても、最近お客様が続いたので、甘い物には不自由していない。お寿司にはうるさいが、もともとケーキにはほぼ無頓着なメンバーでもある(私とKちゃんを除いて)。明日のプライスダウンを狙っている、という(仮)説も飛び交っている。

 クリスマスの飾り付けは、今まで多忙を極めていたし、これからもぎっしり極めるのは確定なので、出したり入れたりするのは億劫だった、というのが本音であろう。「飾る前に聡怩竄?`!」という声も聞こえるのである。

 明後日からはKちゃんが恒例のスキーキャンプなので、スキマ時間はその準備に追われているし、その前に年賀状の原稿を上げなければいけない。昨日はそのためブログもそこそこにしていたのに、津波のような睡魔が押し寄せ、結局波に呑まれ、眠りの海に遭難してしまったので、およそ半分しかできていない。ああ(ゼツボーの呻き)

 イノシシをテーマに双六をつくることが、こんなに難しかったとは! Kちゃんはすでに友達に「わたし、『後出し』(3日以降に年賀状が着くこと)になるしな~」と高らかに宣言していた。

ところでJR甲賀駅前の忍者像がサンタに変身し、話題になっているそうである。少なくとも地元のローカルでは新聞ネタになる程度には、話題になっている。
 この記事を読んで、忍者とサンタの共通点というのを初めて知った。両者ともに「夜に忍び込むもの」なのである。忍者だけでなく、サンタもなかなかに怪しい人ではあるのだ。

 そういや私は子ども達がまだサンタの存在を信じていた頃、毎年サンタ・キャラを考案して置き手紙を書いていたんだった。そのなかには「ドロボー・サンタ」というキャラの年があった。彼はサンタの採用試験に「こっそり忍び込む」という特技をアピ<汲オて見事採用された、というサンタになるまでの秘話まで書いていたのだった。あの頃、一体私が何をしたかったのかは今となっては謎である。行き場のないイマジネーションを噴出させていたのかもしれない。

 「夜に忍び込むもの」は渡辺淳一先生の小説のタイトルでもあるのだが、彼の付けたタイトルの中では、かなりのベストタイトルだと思う。

 去年とても気に入った俳句があったのに素通りしてしまったので、今年こそブログにメモっとこう。
 
    金銀の 紙ほどの幸 クリスマス   沢木欣一

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