昔、木造の駅舎のキオスク横には、すり鉢状の透明なガラス面を流れ落ちるジュースの自販機が設置されていて、10円入れると紙コップにジュースを、なみなみと??注いでくれた。この自販機の名前は「オアシス」。昭和37年より稼働した国産初のジュース自販機である。
種類はオレンジのみ。透明のすり鉢のガラス壁面を常時流れ落ちるオレンジの液体は大変誘惑に満ちていたので、駅に行った時は必ず親にせがんだものである。もっとも、買ってもらえる確率はそうは高くなかったが。
そんな懐かしい思い出が甦ったのは、久々にヒットした新聞記事のせいである。毎日新聞朝刊6月20日付け。
ああ、うれしい! 長らく琴線に触れる新聞記事がなくて「あの虚無僧の記事を見つけたときのトキメキは、再度訪れるのであろうか?」と、実は嘆いていたところだったのだ。
5月25日の毎日新聞の記事では、もう愛知県にあるメーカーのホシザキ電機記念館にしか「オアシス」はない。しかも動かない展示品ということだった。つい最近(2002年)まで京都向日町競輪場に現役の自販機があったらしい。う~~ん、いかにもあそこならありそうだなあ・・・行った事1回しかないけど、しかも競輪場じゃないし(汗) 京都のはずれの静かな町です。
ところが本日、島根県の石見銀山遺跡のある町に現役で活躍する「オアシス」発見!のスクープが掲載された。年に2回、商店街の「彼岸市」で持ち主の店頭に出現し、大人気だそうである。価格は昔同様10円(うれしい)。でも出て来るのは30cc(かなしい)。コップはプラスチックで洗ってリサイクル(そんけい)。
たぶん今ならとても美味しいとは思わないだろう。でもあのオレンジ色が湧き出す不思議なビジュアルに魅了されたのは、私だけではないはず。
木造で天井にでっかい(蜘蛛の巣だらけの)扇風機がゆるゆると回っている駅のキオスクでは、天津甘栗の赤い袋と、冷凍蜜柑の赤い網とオレンジの噴水ジュースが3点セットだった。のどかで懐かしい駅と旅の思い出として、今もその風景は胸の片隅に佇んでいる。
種類はオレンジのみ。透明のすり鉢のガラス壁面を常時流れ落ちるオレンジの液体は大変誘惑に満ちていたので、駅に行った時は必ず親にせがんだものである。もっとも、買ってもらえる確率はそうは高くなかったが。
そんな懐かしい思い出が甦ったのは、久々にヒットした新聞記事のせいである。毎日新聞朝刊6月20日付け。
ああ、うれしい! 長らく琴線に触れる新聞記事がなくて「あの虚無僧の記事を見つけたときのトキメキは、再度訪れるのであろうか?」と、実は嘆いていたところだったのだ。
5月25日の毎日新聞の記事では、もう愛知県にあるメーカーのホシザキ電機記念館にしか「オアシス」はない。しかも動かない展示品ということだった。つい最近(2002年)まで京都向日町競輪場に現役の自販機があったらしい。う~~ん、いかにもあそこならありそうだなあ・・・行った事1回しかないけど、しかも競輪場じゃないし(汗) 京都のはずれの静かな町です。
ところが本日、島根県の石見銀山遺跡のある町に現役で活躍する「オアシス」発見!のスクープが掲載された。年に2回、商店街の「彼岸市」で持ち主の店頭に出現し、大人気だそうである。価格は昔同様10円(うれしい)。でも出て来るのは30cc(かなしい)。コップはプラスチックで洗ってリサイクル(そんけい)。
たぶん今ならとても美味しいとは思わないだろう。でもあのオレンジ色が湧き出す不思議なビジュアルに魅了されたのは、私だけではないはず。
木造で天井にでっかい(蜘蛛の巣だらけの)扇風機がゆるゆると回っている駅のキオスクでは、天津甘栗の赤い袋と、冷凍蜜柑の赤い網とオレンジの噴水ジュースが3点セットだった。のどかで懐かしい駅と旅の思い出として、今もその風景は胸の片隅に佇んでいる。
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